星野之宣新連載、鄭和の南海大遠征を描く「海帝」が7月より開始!

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6月25日発売のビックコミック13号で、「ヤマタイカ」「宗像教授伝奇考」などで知られる漫画家星野之宣氏による新連載「海帝」の予告が掲載されました。告知には「時は600年前――大航海時代以前に世界の海を渡った男がいた。その名は「鄭和」。どこで生まれて、どこへ行くのか。未知なる世界へ、帆を掲げ、舵を取る。未だかつ7てない”海洋冒険ロマン”巻頭カラーで堂々開幕!!」とあり、7月10日発売の同誌より連載が開始されるとのことです。告知から、明の永楽帝の時代に大船団を率いてアジア・アフリカへと遠征を行った宦官鄭和を主人公にした作品だと思われます。

鄭和は大規模な海上遠征を行ったことで知られていますが、その前半生や人柄については謎に包まれています。宮崎正勝著「鄭和の南海大遠征 永楽帝の世界秩序再編(中公新書)」によると、1371年、雲南の昆陽に住むモンゴル系イスラム教徒の家に生まれ、元の姓は馬でムハンマドの音を取ったものとされます。1382年、明軍が雲南を占領、鄭和も捕虜となり、1383年、宦官として北京の燕王(のちの永楽帝)に仕えることになりました。その後、燕王が明第二代皇帝建文帝に反旗を翻した靖難の変(1399~1402)で軍功を挙げ、燕王が永楽帝として即位すると、論功行賞で永楽帝から鄭姓を授けられ十二監という宮廷機構の一つ土木工事や貯蔵庫の管理、物資の調達を統括する内官監の大監(長官)に抜擢されます。1405年、永楽帝は鄭和を総司令官とした総員2万7千名におよぶ大船団の派遣を決定し、同年冬から1422年まで計七回に渡って、東アジア、インド、アフリカに至る南海大遠征が実施され、彼は世界へと漕ぎ出していくのです。

鄭和の人生は波瀾万丈で、元の滅亡から虜囚となって若干十二歳で宮刑に処され宦官となる少年時代、燕王の側近として戦乱の中で軍功を挙げて立身出世を果たす青年時代、大船団を率いて世界へと漕ぎ出す壮年~晩年と三つの時期いずれもが実にドラマティックです。鄭和をいつから描くのか、幼少期からか、遠征に出るとことからなのかなど詳細は不明ですが、非常に期待が高まる予告ですね。

Kousyou

「Call of History ー歴史の呼び声ー」管理者。個人ブログはKousyoublog。英独仏関係史、欧州中世史、近世日本社会史、鎌倉幕府史などに興味があります。

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