オスカー女優ヘレン・ミレンがロシアの女帝エカチェリーナ2世を演じるHBO制作のミニシリーズ”Catherine the Great”予告編が公開された。
18世紀のロマノフ朝ロシア帝国に君臨した女帝エカチェリーナ2世を、『クィーン』(2006)でエリザベス2世を演じアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが演じる。本作は全4部作で、エカチェリーナ2世の治世の終わりまでとロシア政治の未来を形作るのに貢献したロシアの軍事指導者グリゴリー・ポチョムキンとの恋愛関係が描かれる。
キャスト
エカチェリーナ2世・・・・・・・・・・ヘレン・ミレン
グリゴリー・ポチョムキン・・・・・・・ジェイソン・クラーク
アレクサンドル・ヴァシーリチコフ・・・サム・パラディオ
アレクサンドル・ベズボロドコ・・・・・ジェームズ・ノースコート
アレクサンドル・マモーノフ・・・・・・アンドリュー・ロスニー
アンドレイ・ラズモフスキー・・・・・・フィル・ダンスター
エメリヤン・プガチョフ・・・・・・・・ポール・キー
グリゴリー・オルロフ・・・・・・・・・リチャード・ロクスバーグ
ニキータ・イワノヴィッチ・パーニン・・ロリー・キニア
ピョートル・サヴァドーフスキー・・・・トーマス・ドハティ
プラトン・ズーボフ・・・・・・・・・・アダム・エル・ハガー
プリンス・パウル・・・・・・・・・・・ジョゼフ・クイン
プリンセス・ナターリア・・・・・・・・ジョージア・ビードル
プリンセス・ソフィー・・・・・・・・・アントニア・クラーク
キャストは公式ページ、Catherine the Great (TV Series) – IMDb Catherine the Great (miniseries) – Wikipediaを参照。なお、プリンス・パウルとはエカチェリーナ2世の嫡子パーヴェル・ペトロヴィチ大公(後のパーヴェル1世)、プリンセス・ナターリアはエカチェリーナ2世の娘ナターリア・アレクセーエヴナかと思われる。また、プリンセス・ソフィー(ロシア語名ゾフィー)はエカチェリーナ2世の本名ゾフィー・アウグスタ・フレデリーケから、若いころのエカチェリーナ2世のことかもしれない。
エカチェリーナ2世の愛人として知られた人物が総出演しているので、ここに名前が挙がっていない他の愛人、例えばスタニスワフ・ポニャトフスキ伯爵や、その他同時代の歴史上の人物の出演も期待できそうだ。
監督はホーキング博士の半生を描いたドラマシリーズ『ホーキング』(2004)で英国アカデミー賞ノミネートのフィリップ・マーティン、脚本はエミー賞やゴールデングローブ賞作品賞を受賞した『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』(2005)の脚本を手掛けたナイジェル・ウィリアムズが務める。
2019年秋、米国HBO、カナダ、英国およびアイルランド、イタリア、ドイツ、オーストリア、スペインで放送予定。日本公開は未定。
