百年戦争

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フランス史

オルレアン包囲戦~勃発の背景からジャンヌ・ダルクの登場、終結まで

前史 フランス王シャルル6世が発狂して統治能力を失って以降、対立していたブルゴーニュ派とアルマニャック派はイングランド王ヘンリ5世に同盟を求め、両者の対立を好機としたヘンリ5世は1415年フランスに侵攻、アジャンクールの戦いでフランス軍を...
フランス史

百年戦争「アルマニャック派」とは何か、成立から消滅まで

アルマニャック派(” Armagnacs”)は1410年、台頭するブルゴーニュ公ジャンへの対抗としてオルレアン公シャルル、アルマニャック伯ベルナール7世、ベリー公ジャンら有力諸侯が結成した反ブルゴーニュ派同盟。イングランド軍の侵攻後は、王太...
フランス史

百年戦争「トロワ条約(1420年5月21日)」の内容と問題点、影響について

前史 フランス王シャルル6世が狂気に陥り統治能力を喪失した後に主導権を握ったブルゴーニュ公ジャン無怖公と反ブルゴーニュ派諸侯からなるアルマニャック派との内乱に乗じてフランスに侵攻したイングランド王ヘンリ5世は1415年10月25日、ア...
フランス史

ジャンヌ・ダルク活動・関連事項全年表

1412~1428年   年代 事項 1412年1月6日 ジャンヌ・ダルク誕生 1415年10月25日 アジャンクールの戦い(フランス軍壊滅) 1419年9月10日 ブルゴーニュ公ジ...
フランス史

「ジャンヌ・ダルクの旗」のデザインや逸話、役割のまとめ

ジャンヌ・ダルクのイメージとして欠かせないのが常に掲げていた軍旗ではないだろうか。彼女は処刑裁判の供述でも『剣よりも旗の方が四〇倍も好きだった』(注1)と語っており、非常に気に入っていたものだ。 ジャンヌ・ダルクの旗の製作と特徴 シノン...
フランス史

「ジャンヌ・ダルクの指輪」真贋論争

2016年2月、ジャンヌ・ダルクのものとされる十五世紀の指輪がオークションに出品され、フランス西部バンデ県の歴史テーマパーク「ピュイ・デュ・フー」が37万6833ユーロ(約4700万円)で落札、翌月より同テーマパークで公開されたというニュー...
フランス史

ジャンヌ・ダルクの生年月日が1412年1月6日になるまでの経緯

ジャンヌ・ダルクの生年月日は1412年1月6日であるとされるが、史料による直接的な記述に基づくものではない。 1412年生まれなのか? 生年についてはジャンヌ・ダルクの処刑裁判での証言に基づいている。 フランス・ノルマンデ...
歴史サブカルチャー

早過ぎた打ち切りが惜しまれる『デゾルドル』(岡児志太郎 作)感想

『デゾルドル』は2017年5月から2018年6月まで「講談社モーニングtwo」で連載されていた百年戦争後期のフランスを舞台にジャンヌ・ダルクと傭兵の少女ルーヴを主人公とした歴史漫画です。2018年2月に発売された単行本第一巻の売上が思わしく...
ブリテン諸島史

「ワット・タイラーの乱(1381年)」は何故起こったのか?

「ワット・タイラーの乱」は1381年6月、イングランド王国で人頭税導入に反対してワット・タイラー、ジョン・ポールらに率いられた農民たちが蜂起した事件。 百年戦争下の財政危機 1337年、イングランド王のフランス側領地アキテーヌ公領の臣従...
ブリテン諸島史

ヘンリ5世~イングランド王歴代最高の名将の栄光と早すぎた死

幼少期のヘンリ5世 ヘンリ5世はウェールズ南東モンマス(Monmouth)で父ヘンリ・ボリングブロク(ヘンリ4世)、母ヘレフォード伯ハンフリーの娘メアリー・ドゥ・ブーンの間に生まれた。誕生地からヘンリ・オブ・モンマスと呼ばれる。生年月日に...
ブリテン諸島史

ヘンリ4世の簒奪~ランカスター朝の幕開けと内乱

プランタジネット朝からランカスター朝へ 百年戦争で勇名を馳せたイングランド王エドワード3世だが、1370年代になると征服地のことごとくを名将ベルトラン・デュ・ゲクラン率いるフランス王軍によって奪還され、愛妾アリス・ペラーズに溺れて政治に興...
フランス史

中世のブルボン家~ブルボン公国の興亡とヴァンドーム家の台頭

ブルボン公家の誕生 ブルボン公家は、1272年、フランス王ルイ9世の六男クレルモン伯ロベールと中央フランスにあるブルボネ地方を領するブルボン伯家の女継承者ブルボン女伯ベアトリスが結婚、その子ルイ1世がブルボン公に陞爵したことに...
フランス史

百年戦争の猛将、傭兵ラ・イルことエティエンヌ・ド・ヴィニョルの生涯

ラ・イル(「憤怒」の意 ” La Hire” 日本語訳ではラ・イールと伸ばして表記される場合もある。)の異名で知られるエティエンヌ・ド・ヴィニョル( ” Étienne de Vignolles” 1390年頃生~1443年1月11日没)は...
フランス史

偽ジャンヌ・ダルク事件~中世フランス「自称乙女」騒動の顛末

ジャンヌ・ダルクの死後、ジャンヌ・ラ・ピュセルを自称する女性が次々と登場してフランスを騒がせた。その数多の偽ジャンヌの中で1436年から1440年まで足掛け四年に渡って人々を騙し続けたジャンヌ・デザルモワーズ(“Jeanne des Arm...
フランス史

ブーサック元帥ジャン・ド・ブロス~ジャンヌ・ダルクと常に共にあった老将

ブーサック元帥(”Maréchal de Boussac ”)ジャン・ド・ブロス(" Jean de Brosse ”)は、フランス王シャルル7世の親衛隊長でフランス元帥。史料上はサント・セヴェールの領主という表記でも登場する(注1)。オル...
フランス史

ジャンヌ・ダルク書簡まとめ~書状でみるジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルクの書簡は直筆署名付きの三通の書簡と口述した手紙の原本六通、その他写本で文面のみ残っているものが多数ある。十九世紀に歴史学者ジュール・キシュラ(1814~82)によってジャンヌ・ダルクの裁判記録、年代記、書簡、会計簿等史料がま...
フランス史

ベリー公ジャン1世の生涯と「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」

ベリー公ジャン1世(1340生~1416没)はフランス王ジャン2世(在位1350~1364)の第三王子。百年戦争期フランスの政治家・軍人。兄にフランス王シャルル5世(1338生~1380没、在位1364~1380)、アンジュー公ルイ1世(1...
フランス史

「アジャンクールの戦い(1415年10月25日)」イングランド軍、三倍のフランス軍に圧勝

アジャンクールの戦い(フランス語: Bataille d'Azincourt、英語: Battle of Agincourt、またはアザンクールの戦い、英語読みでアジンコートの戦いともいう)は1415年10月25日、百年戦争中の主要な戦いの...
フランス史

「プラグリーの乱」とフランス王常備軍「勅令隊」の創設

プラグリーの乱は1440年、フランスでおきた大規模な諸侯反乱である。フランス王シャルル7世が前年1439年に発したオルレアン勅令に反対し、ブルボン公シャルル1世・アランソン公ジャン2世・元侍従長ジョルジュ・ド・ラ・トレムイユら有力諸侯が王太...
ヨーロッパ史(書籍)

『ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」 (岩波新書)』高山 一彦著

日本のジャンヌ・ダルク研究を切り開き牽引し続けた高山一彦(1924-2016)氏によるジャンヌ・ダルクの概説書であり、ジャンヌ・ダルクに関する日本語文献の中でも必ず読んでおきたい重要な本のひとつである。 新書でありながら網羅されている...
ヨーロッパ史(書籍)

「ヴァロワ朝 フランス王朝史2 (講談社現代新書)」佐藤賢一著

「カペー朝―フランス王朝史1 (講談社現代新書)」に続く作家佐藤賢一氏によるなかなか続編ブルボン朝が出ないフランス王朝史シリーズ第二弾。最近書店で佐藤氏の新刊「テンプル騎士団 (集英社新書)」見かけて笑った。カペー朝→ヴァロワ朝ときてまたカ...
フランス史

アランソン公ジャン2世~ジャンヌ・ダルクに心酔した戦友の滅び

アランソン公ジャン2世(1409-1476)はシャルル7世時代のフランスの貴族で軍人である。ジャンヌ・ダルクと最も親しい人物の一人として知られる。愛称美男公。父はアランソン公ジャン1世、母はブルターニュ公ジャン4世の娘マリー・ド・ブルターニ...
フランス史

デュノワ伯ジャン~ジャンヌ・ダルクの戦友から百年戦争の名将へ

デュノワ伯ジャンあるいはオルレアン私生児ジャン(ジャン・ル・バタール・ドルレアン)は百年戦争後期のフランス王シャルル7世の股肱の臣であり、ジャンヌ・ダルクが活躍したオルレアンの戦いでのオルレアン防衛の総司令官として知られ、後にノルマンディ地...
ヨーロッパ史(書籍)

「百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)」城戸 毅 著

百年戦争を理解する上で最も重要な一冊である。百年戦争の終結までに中世の主役だったフランス諸侯の領邦国家はことごとく姿を消し、騎士階級に代わって職業軍人・傭兵が戦争の中心へと躍り出て、イングランドとフランスという二大王権は百年戦争とその後の変...
フランス史

ジャンヌ・ダルク直属部隊の仲間たち18人まとめ

シノン城行の仲間 粘り強い交渉の結果、ヴォークルール城主ロベール・ド・ボードリクールからシャルル7世の待つシノン城へと向かうことが許されたジャンヌ・ダルクには六人の護衛がつけられた。準騎士ジャン・ド・ヌイヨンボン(ジャン・ド・メッス)とそ...
ヨーロッパ史(書籍)

「ジャンヌ・ダルク」レジーヌ・ペルヌー、マリ=ヴェロニック・クラン著

著者レジーヌ・ペルヌー(1909~1998)はオルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究所」を設立しジャンヌ・ダルクに関する多数の著作がある現代ジャンヌ・ダルク研究をリードした第一人者である。共著者マリ=ヴェロニック・クランもオルレアン市立ジャン...
歴史映画・TV・音楽

リュック・ベッソン監督「ジャンヌ・ダルク」の啓蒙主義的収束

ミラ・ジョヴォヴィッチのジャンヌが憑いたかと思う熱演や、これが中世ヨーロッパの戦場だ!と思わず叫びたくなる血と肉片飛び散る圧巻の戦闘シーンなど、見事なスペクタクル大作になっている本作だが、史実と創作のバランスも絶妙である。 二...
フランス史

ジャンヌ・ダルクの愛剣「フィエルボワの剣」を求めて

ジャンヌ・ダルクは戦場にあっても剣を振るうことを好まなかったことはよく知られているが、だからといって丸腰ではなく、ちゃんと剣を下げていた。しかも、その剣には不思議な、ある種の神がかり的なエピソードがある。 「フィエルボワの剣」 シノ...
フランス史

ジャンヌ・ダルクの家族と友人~残された人々はどう生きたか

ジャンヌ・ダルクの家族 ジャック・ダルク ジャンヌ・ダルクの父。ジャンヌが生まれ育ったドンレミ村の名士であった。1420年頃、旧領主ブールレモン家の邸宅を村の倉庫兼避難所として使えるよう賃借契約を結んだ記録や、23年に、野武士ロベール・...
フランス史

「お前らジャンヌ・ダルクと一緒にいてムラムラしないの?」と聞いてみた結果

「尊い・・・」ってなる、という記録が実際残されている。 記録を残しているのはゴベール・ティボーという従騎士で1429年三月二十二日、神学者のピエール・ド・ヴェルサイユの共としてジャンヌ・ダルクと面会したことがある人物である。彼はのちに...
歴史サブカルチャー

ジャンヌものの新境地に期待「デゾルドル(1)」岡児志太郎 著

ジャンヌ・ダルクほど漫画として描きやすそうで実際描こうとしてみると難しい歴史上の人物というのもなかなかいないのではないか。その事績がことごとく現実離れしすぎているがゆえに、どうにも地に足がつかない描き方になってしまいそうである。そこで、ジャ...
ヨーロッパ史(書籍)

「図説 ジャンヌ・ダルク(ふくろうの本」上田耕造 著

2018年6月現在で最も新しく(2016年発売。2017年刊の 堀越孝一著「ジャンヌ=ダルクの百年戦争 (新・人と歴史 拡大版)」(清水書院)があるがこちらは1991年刊の再刊。こちらもお勧めの入門書である。)、簡潔にまとまっていて手軽に入...
歴史サブカルチャー

山岸凉子「レベレーション(啓示)」はジャンヌ・ダルク伝の画期となるか?

大家・山岸涼子先生が満を持して描くジャンヌ・ダルク伝「レベレーション<啓示>」、ジャンヌ・ダルクファン、百年戦争期ファンは必見の作品になりそうな予感がする。いや、それどころかジャンヌ・ダルクものとしても画期となる作品になるかもしれない。 ...
ブリテン諸島史

中世イングランドの貧困弾圧・強制労働法令「労働者条例」

労働者条例(The Statute of Labors) 1348年の史上最大規模の黒死病(ペスト)の流行によって、欧州諸国では多数の犠牲者が出たが、イングランドでも400万人から200~250万人へと大幅な人口の減少を余儀なくされた。労...
ヨーロッパ史

「アナーニ事件」から「教会大分裂(大シスマ)」終結までの歴史

ローマ教皇ベネディクトゥス16世が退位するというニュースが報じられた。ローマ教皇の退位は一四一七年以来、およそ六〇〇年ぶりのことになる。その六百年前のローマ教皇の退位について、その歴史の流れを簡単にまとめておきたい。 1)アナーニ事件...
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