フランス史ジャンヌ・ダルク婚約取り消し裁判について ジャンヌ・ダルクには故郷のドンレミ村にいたころ婚約者がおり、ドンレミ村を出る少し前の1428年7月頃、トゥール市の教会裁判所に自ら出廷して婚約の取り消し裁判を行った。この裁判については1431年、ルーアンで行われた処刑裁判の審理において... 2021.01.07フランス史
ヨーロッパの城チリンガム城”Chillingham Castle”~英国屈指の人気幽霊城の歴史 チリンガム城”Chillingham Castle”は、イングランドのノーサンバーランド州北部チリンガム村にある十三~十四世紀頃に築かれた城塞。幽霊伝説の城として有名で、心霊スポットとして人気となっている。 Social Medi... 2020.07.28ヨーロッパの城
ヨーロッパの城ボディアム城~中世イングランド屈指の優美な水城 ボディアム城” Bodiam Castle”は1385年、イングランド王エドワード3世・リチャード2世に仕えた騎士エドワード・ダリングリッジによって現在のイースト・サセックス州ロバーツブリッジ近郊に築かれた中世城塞である。ロザー川から引かれ... 2020.06.04ヨーロッパの城
歴史漫画ジャンヌ・ダルクのラストバトル回!『レベレーション-啓示-(5巻)』(山岸凉子)感想 山岸凉子先生によるジャンヌ・ダルク伝第五巻。前回、ニヴェルネ遠征でペリネ・グレサールに大敗するもオルレアンでバタール(ジャン・ド・デュノワ)に歓待されて心の平安を取り戻したジャンヌ。いよいよ舞台は最後の戦いとなるコンピエーニュ包囲戦です。 ... 2020.06.01歴史漫画
ヨーロッパ史黒死病(ペスト)流行下(1348~53年)におけるユダヤ人迫害のまとめ 「黒死病(英語”Black Death”)」と呼ばれる1347年から1353年にかけての世界的なペスト流行の渦中、ヨーロッパでは各地で暴力や虐殺を含むユダヤ教徒(ユダヤ人)への激しい迫害が展開した。 中世ヨーロッパにおけるユダヤ人 ... 2020.04.11ヨーロッパ史
ヨーロッパ史(書籍)『中世ヨーロッパの都市と国家―ブルゴーニュ公国時代のネーデルラント』マルク・ボーネ著 中世ヨーロッパの都市は十世紀頃から地中海沿岸の北イタリアと北海沿岸の低地地方(ネーデルラント)を中心に発展し、次第にヨーロッパ各地に広がった。本書は、ベルギー・オランダ中世史の第一人者であるベルギー・ヘント大学教授マルク・ボーネが十四~十五... 2020.03.28ヨーロッパ史(書籍)
フランス史ジャンヌ・ダルク火刑時の「焼けなかった心臓」の逸話を史料から考える ジャンヌ・ダルクの心臓が火刑後も焼けずに残ったというエピソードがまことしやかに語られ、聖女ジャンヌの奇跡として取り上げられることも多いようだ。 ジャンヌ・ダルク復権裁判での証言 このエピソードの出典はジャンヌ・ダルク復権裁判... 2020.03.26フランス史
ヨーロッパ史(書籍)『百年戦争-中世ヨーロッパ最後の戦い (中公新書 2582) 』佐藤猛 著 ヨーロッパ中世後期、フランスを主戦場にして戦われた百年戦争(1337~1453)について、近年の研究動向を充分に盛り込んでその全体像を描く、一般向けの概説書である。2020年3月17日発売。新書サイズで読める百年戦争の通史として実にわかりや... 2020.03.21ヨーロッパ史(書籍)
ヨーロッパの城ファレーズ城”Château de Falaise”~征服王の誕生からWW2の決戦まで ファレーズ城" Château de Falaise "はフランス・ノルマンディー地域圏カルヴァドス県ファレーズ市にあるモット・アンド・ベイリー式の城塞。イングランド王ウィリアム1世の生誕地として知られ、「” Château Guillau... 2020.02.23ヨーロッパの城
ヨーロッパ史(書籍)『中世英仏関係史 1066-1500:ノルマン征服から百年戦争終結まで』朝治啓三 編著 現在の英国(イギリス)とフランスにあたる地域における十一世紀から十五世紀にかけての政治史を概観した本である。西洋史を学ぶ上で、手元に置いておくことで存分に役立つこと間違いなしの一冊だ。当サイトの中世西洋史関連記事の主要参考文献の一つで、もう... 2020.02.22ヨーロッパ史(書籍)
ヨーロッパの城フジェール城” Château de Fougères”~フランス史を動かし続けた要衝 フジェール城(” Château de Fougères”)はフランス・ブルターニュ地方(現在のブルターニュ地域圏イル=エ=ヴィレーヌ県フジェール)にある城塞。ブルターニュ地方とノルマンディー地方の境界にあり、フランスの歴史上、ブルターニュ... 2020.02.15ヨーロッパの城
ヨーロッパの城ヴィトレ城~トンガリ屋根が特徴的なフランス・ブルターニュ地方の中世城塞 ヴィトレ城(" Château de Vitré”)はフランスのブルターニュ地方(現在のブルターニュ地域圏イル=エ=ヴィレーヌ県ヴィトレ市)にある中世城塞。特徴的な屋根を持つ城塔・建物で知られ、公益財団法人日本城郭協会選「ヨーロッパ100名... 2020.02.08ヨーロッパの城
ヨーロッパの城「アンジェ城」の歴史と収蔵品「黙示録のタペストリー」について フランス・アンジュー地方ロワール川沿いにある中世城塞「アンジェ城」の歴史をまとめた記事。他のロワール渓谷の城とともに世界文化遺産に登録されている。同城収蔵の十四世紀に作られた「黙示録のタペストリー」についても解説。 2020.02.07ヨーロッパの城
ヨーロッパ史「ビーファハウツフェルツの戦い(1382年)」欧州火薬兵器戦史上の画期 「ビーファハウツフェルツの戦い(オランダ語” Slag op het Beverhoutsveld ”,英語” Battle of Beverhoutsveld ”(ベヴェルフーツヴェルドの戦い))」(注1)は1382年5月3日、フィリップ... 2020.01.04ヨーロッパ史
フランス史「パリ条約(1259)」百年戦争の遠因となった英仏和平条約 「パリ条約” Treaty of Paris”」は1259年12月4日にフランス王ルイ9世とイングランド王ヘンリ3世との間で結ばれた条約。フランス・カペー王家に対しイングランド・プランタジネット(アンジュー)王家が臣従礼を捧げることで、ヘン... 2020.01.03フランス史
ヨーロッパ史英仏百年戦争全年表 百年戦争前史年表 百年戦争まで 西暦 できごと 1066 12/25イングランド王ウィリアム1世即位(ノルマン・コンクエスト) 1128 6/17イングランド王ヘンリ1世の娘マティルダ... 2020.01.02ヨーロッパ史
フランス史アンヌ・ド・ブルゴーニュ~優しき公妃の紐帯としての生涯 アンヌ・ド・ブルゴーニュ(フランス語” Anne de Bourgogne ”,英語” Anne of Burgundy ”(アン・オブ・バーガンディ),1404年9月生-1432年11月14日没(注1))はベッドフォード公ジョン・オブ・ラ... 2019.12.23フランス史
ブリテン諸島史第四代ソールズベリー伯トマス・モンタギュ~イングランドの名将の不慮の死 第四代ソールズベリー伯トマス・モンタギュ(" Thomas Montagu, 4th Earl of Salisbury ” またはモンタギュー” Montague”,モンタキュート” Montacute”とも表記される,1388年6月13... 2019.12.22ブリテン諸島史
ブリテン諸島史ベッドフォード公ジョン・オブ・ランカスター~百年戦争後期イングランドの総帥 初代ベッドフォード公ジョン・オブ・ランカスター(” John of Lancaster, 1st Duke of Bedford”, 1389年6月20日生~1435年9月14日没)はイングランド王ヘンリ4世の第三王子で、兄王ヘンリ5世死後... 2019.12.21ブリテン諸島史
ヨーロッパの城ガイヤール城(シャトー=ガイヤール)~要害堅固な獅子心王の城の攻防 「ガイヤール城(” Château-Gaillard ” , シャトー=ガイヤール)」はフランスのノルマンディー地域圏ウール県レザンドリー(” Les Andelys”)にある城塞。イングランド王リチャード1世によって1196年から98年に... 2019.12.19ヨーロッパの城
ヨーロッパの城クーシー城” Château de Coucy ”~失われた中世欧州最大級の円形大城塔 「クーシー城(” Château de Coucy ”)」はフランス・ピカルディ地方オー=ド=フランス地域圏エーヌ県にある中世城塞の遺構。ヨーロッパ最大規模の城塔で知られたが、第一次大戦中の1917年3月27日、ドイツ軍によって破壊された。... 2019.12.15ヨーロッパの城
フランス史ニヴェルネ遠征~ジャンヌ・ダルク初敗北とペリネ・グレサールの下剋上 1429年秋、パリ包囲戦が終わり、イングランド、ブルゴーニュと休戦が成立すると、シャルル7世は、首府ブールジュの東、ロワール川の対岸ニヴェルネ地方を実効支配するイングランド=ブルゴーニュ派の武将ペリネ・グレサールの討伐をジャンヌ・ダルクらに... 2019.11.26フランス史
フランス史1429年夏の英仏ブルゴーニュ外交とジャンヌ・ダルクの「パリ包囲戦」 オルレアン包囲の失敗に続くパテーの戦い(1429年6月18日)でイングランド軍主力が壊滅した結果、イル・ド・フランスからシャンパーニュにかけてのロワール川以北地域に軍事的空白が生じたことで、フランス軍は「ランス進軍」(1429年6月29日~... 2019.11.23フランス史
フランス史ジャンヌ・ダルクは何色が好きだったか? ジャンヌ・ダルクについて資料を読んでいると、彼女はよく赤い服を着ていて、赤が好きだったのではないかと思う。この記事ではまず中世ヨーロッパの服飾史や中世盛期から後期にかけて人気となった赤色染料の歴史を概観しつつ、ジャンヌ・ダルクが好んだ赤い服... 2019.11.20フランス史
フランス史ヴァンドーム伯ルイ1世・ド・ブルボン~ブルボン王家直系の祖 ヴァンドーム伯ルイ1世・ド・ブルボン(” Louis I de Bourbon-Vendôme”,1376年生-1446年12月21日没)はブルボン家の傍流ブルボン=ヴァンドーム家初代。アジャンクールの戦いでは左翼軍の指揮を執った。「フラン... 2019.11.14フランス史
フランス史ジャン・ド・メス(ヌイヨンポン)~ジャンヌ・ダルクを護る騎士 ジャン・ド・メスまたはジャン・ド・ヌイヨンポン(” Jean de Metz, Jean de Novelompont”,1398年生-?)はドンレミ村を出たジャンヌ・ダルクがヴォークルールからシノン城へと赴く際に護衛したヴォークルール城主... 2019.11.12フランス史
フランス史聴罪司祭ジャン・パスクレル~ジャンヌ・ダルクの良き相談役 ジャン・パスクレル("Jean Pasquerel”,生没年不明)はジャンヌ・ダルクに同行した聴罪司祭。バイユーの聖アウグスチノ修道会派に属する。1429年4月から1430年5月24日、コンピエーニュでジャンヌ・ダルクが捕らえられるまで彼女... 2019.11.10フランス史
フランス史ルイ・ド・クート~ジャンヌ・ダルクの身の回りの世話をした少年兵 ルイ・ド・クート("Louis de Coutes”1414年生-1483頃没)はジャンヌ・ダルクの身の回りの世話をした従卒。父はヌーヴィオン("Nouvion")とリューゲル("Rugles")の領主ジャン・ド・クート、母はカトリーヌ・ル... 2019.11.09フランス史
フランス史ジャン・ドーロン~ジャンヌ・ダルクの活躍を支えた名副官 ジャン・ドーロン(” Jean d'Aulon”,1390年生-1458年8月から9月頃没)は、百年戦争後期フランスの軍人。副官としてジャンヌ・ダルクを支え、オルレアン包囲戦からコンピエーニュの戦いまで最も長く側にいた代表的な戦友である。1... 2019.11.08フランス史
フランス史「ランス進軍」と「シャルル7世戴冠式」――ジャンヌ・ダルクの快進撃 「ランス進軍(フランス語:” Chevauchée vers Reims”,英語:” March to Reims”,中国語:” 進軍蘭斯”)」(注1)は、オルレアン包囲戦に続くパテーの戦いの勝利によってイングランド軍主力が壊滅した結果、シ... 2019.11.01フランス史
フランス史ジャンヌ・ダルクの主な戦友30人まとめ まえがき ジャンヌ・ダルクの戦友というと、認知度の高さはほぼジル・ド・レに限られ、少し詳しい人でラ・イル、ジャン・ド・デュノワ、アランソン公ジャン2世、リッシュモン大元帥などが挙げられる程度だと思うのだが、ジャンヌ・ダルクほどの著名な人物... 2019.10.17フランス史
フランス史ジル・ド・レの生涯――百年戦争後期のある中小領主家の興亡 ジル・ド・レ――フランス王国元帥、ジャンヌ・ダルクの戦友にして数々の軍功を重ねた百年戦争の英雄、フランス王よりも富裕とまでいわれたフランス屈指の大貴族・・・しかして、その栄光の陰で快楽の赴くままに百数十名にも上る子供たちの大量殺戮を行ったと... 2019.10.08フランス史
フランス史ジャン・ポトン・ド・ザントライユ~傭兵隊長から元帥へ上った百年戦争の勇将 ジャン・ポトン・ド・ザントライユ(” Jean Poton de Xaintrailles”,1390年頃生~1461年10月7日没)は百年戦争後期フランスの傭兵隊長。ジャンヌ・ダルクの親しい戦友の一人。同郷の傭兵隊長ラ・イルことエティエン... 2019.09.23フランス史
フランス史オルレアン解放後のイングランド軍追撃戦「ロワール作戦」と「パテーの戦い」 「ロワール作戦」 1429年5月8日、イングランド軍はオルレアン市の包囲を解き退却した。オルレアン包囲戦はフランスの勝利に終わったが、イングランド軍は主力を温存したまま退いたに過ぎない。5月11日、国王シャルル7世が待つロッシュでオルレア... 2019.09.18フランス史
フランス史オルレアン包囲戦~勃発の背景からジャンヌ・ダルクの登場、終結まで 前史 フランス王シャルル6世が発狂して統治能力を失って以降、対立していたブルゴーニュ派とアルマニャック派はイングランド王ヘンリ5世に同盟を求め、両者の対立を好機としたヘンリ5世は1415年フランスに侵攻、アジャンクールの戦いでフランス軍を... 2019.09.06フランス史