岩波書店

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西ヨーロッパ史(書籍)

『ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」 (岩波新書)』高山 一彦著

日本のジャンヌ・ダルク研究を切り開き牽引し続けた高山一彦(1924-2016)氏によるジャンヌ・ダルクの概説書であり、ジャンヌ・ダルクに関する日本語文献の中でも必ず読んでおきたい重要な本のひとつである。 新書でありながら非常に網羅され...
歴史小説(海外)

「第九軍団のワシ」ローズマリー・サトクリフ著

「第九軍団のワシ(“The Eagle of the Ninth”)」(1954)は英国を代表する児童文学作家・歴史小説家ローズマリー・サトクリフ(1920~1992)がローマ帝国時代のブリテン島の歴史を題材にして描いた、サトクリフ初期の代...
日本近現代史(書籍)

「コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき」金水 敏 著

「さあ、のむよろしい。ながいきのくすりある。のむよろしい。」 映画、マンガ、アニメ、小説など創作において中国人のキャラクターが描かれるときに特徴的な言葉遣いがある。実際の中国人が使うことはない<アルヨことば>はどのように誕生してきたの...
日本近現代史(書籍)

「かつお節と日本人」宮内 泰介、藤林 泰 著

お吸い物、麺類のスープの調味料として出汁をとったり、料理に混ぜたり、サラダなどのトッピングにしたりと、現代日本の食生活に欠かせないかつお節だが、この誕生から一般化の過程は、日本、沖縄、そしてインドネシアやミクロネシア連邦に至る広大なかつお節...
グローバルヒストリー(書籍)

「砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)」川北 稔 著

1996年の発売以来売れ続けている世界史入門定番の一冊。砂糖の広がりを通じて様々な地域がつながりあい、ダイナミックに変化していくさまが平易なことばとわかりやすい解説で描かれており、世界史の面白さがこれ以上ないほどに詰まっているので、まぁ、読...
西ヨーロッパ史(書籍)

「革命前夜の地下出版」ロバート・ダーントン 著

フランス革命前夜、十八世紀のフランスにおいて禁書、海賊版を流通させる地下出版の国際的なネットワークがあった。誹謗中傷、反権力、ゴシップ、性的・政治的ポルノ・・・およそ低俗とされる様々な出版物が、スイスなどフランス国外で印刷され、密輸業者によ...
日本近世史(書籍)

「信長の城」千田 嘉博 著

戦国時代の城で現存しているものは皆無である。なにせ四百年以上前の建築物だけに、遺構が残っているだけで貴重、多くは地中深く埋もれているか、その歳月によって跡形もなく破壊されて消え去っているものも少なくない。そこで、考古学的アプローチで城郭を調...
西ヨーロッパ史(書籍)

「スペインの黄金時代」ヘンリー・ケイメン 著

ひとは自身が属すると考える国、地域、民族、共同体の歴史の中に「黄金時代」を想定するものらしい。いつが「われわれの歴史」の「黄金時代」と考えるかは必ずしも統一されるわけではなく、その認識の違いがときに歴史観の対立となったりするが、稀にそれが揺...
日本中世史(書籍)

「ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)」ルイス・フロイス 著

十六世紀後半、日本を訪れたイエズス会の宣教師ルイス・フロイスが当時の日本の風俗を欧州と比較して天正十三年(1585)六月十四日付でまとめられた小冊子”Europa e esta provincial de Japão”の邦訳。様々な歴史書で...
西ヨーロッパ史(書籍)

「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著

十七・十八世紀に英国から新大陸アメリカへ渡ったのはどのような人々だったのか?本書は移民の出自調査から当時の英国階級社会の実像を分析し、社会階層を反映した国内外の人の大規模な移動に大英帝国形成の過程を見ている。岩波現代文庫からの発売は2008...
西ヨーロッパ史(書籍)

「ナポレオン帝国 (ヨーロッパ史入門)」ジェフリー・エリス 著

ナポレオンである。フランス革命後の混乱の中でその軍事的才能を認められて民衆の支持を受けて世襲皇帝にまで上り詰め、列強を次々と降して欧州の大半を版図とした帝国を建設し、歴史上、近世と近代とを画した一大転機を作った、栄光と没落とで人々のロマンを...
グローバルヒストリー(書籍)

「世界戦争 (現代の起点 第一次世界大戦 第1巻)」山室信一 他編

第一次世界大戦勃発から百年目を迎え、同大戦に関する書籍が多数出ているが、その中でも全四巻とかなりまとまったボリュームで出されたシリーズの第一巻。とりあえず第一巻だけ読んだ段階だが、面白い。 『第一次世界大戦を日本とアジア、ヨーロッパ、...
西ヨーロッパ史(書籍)

「神聖ローマ帝国 1495‐1806 (ヨーロッパ史入門)」ピーター・H・ ウィルスン 著

「神聖ローマ帝国」は実に茫洋としている。ヴォルテールが評した有名な「神聖でもなければ、ローマ的でもなく、そもそも帝国でもない」という言葉の強い印象もあって、とらえどころがないイメージをさらに強くする。欧州史を調べていても、そのときどきの神聖...
ヨーロッパ思想史(書籍)

「大学教育について (岩波文庫)」ジョン・スチュアート・ミル 著

近代自由主義思想に多大な影響を与えたジョン・スチュアート・ミルが1865年にスコットランドのセントアンドリューズ大学名誉学長に就任したとき大学教育の普遍性・重要性について長々と語った就任演説の翻訳本。なんでも二時間(または三時間という説も)...
ヨーロッパ古代史(書籍)

「ギリシャ・ローマの戦争 (〈1冊でわかる〉シリーズ)」ハリー・サイドボトム 著

岩波の定番、一冊でわかるシリーズの一つだが、実はタイトルに反して古代ギリシャ・ローマの戦争は一冊でわからない。むしろ、この本を読む前に古代ギリシャ・ローマの戦争についての一般的な解説書(例えば「戦争の世界史」「ヨーロッパ史における戦争」あた...
アメリカ史(書籍)

「ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在」鎌田 遵 著

まず呼称について、「インディアン」とは周知の通り1492年にコロンブスが「新」大陸を「発見」したときにカリブ海のサンサルバドル島をインドと勘違いして呼び始めた呼称で、以後新大陸の先住民をインディオ、インディアンなどと呼ぶようになった。これに...
ヨーロッパ思想史(書籍)

「犯罪と刑罰」チェザーレ・ベッカリーア 著

イタリア・ミラノの法律家チェザーレ・ベッカリーア(1738-1794)が1764年に著した「犯罪と刑罰」は法制史において近代刑事司法思想の先駆として位置づけられることが多い。それは第一に、19世紀に「罪刑法定主義」として整理される元となる思...
アメリカ史(書籍)

「ザ・フェデラリスト」A.ハミルトン J.ジェイ J.マディソン 著

八年に渡る独立戦争に勝利して独立を勝ち取った北米十三植民地は、独立当初はそれぞれ主権を持つ邦(state)が集まった連合(The United States)という体裁で進もうとしたが、すぐに邦同士で通商や外交、戦費負担、紛争解決の主導権を...
西ヨーロッパ史(書籍)

「革命的群衆」ジョルジュ・ルフェーブル 著

フランス革命は民衆の行動によって王政が倒れた革命となったが、では、その民衆はいかにして革命を成し遂げる主体として行動するようになったのか。 このフランス革命を巡る民衆の研究から、社会学者ギュスターヴ・ル・ボンは「群衆心理 (講談社学術文庫...
西ヨーロッパ史(書籍)

「市民結社と民主主義 1750‐1914」シュテファン=ルートヴィヒ・ホフマン著

アレクシ・ド・トクヴィルはアメリカの民主主義の特徴が市民の自発的な活動による様々なアソシエーションの存在に支えられていると指摘し、それに対して特にフランスを始めとする欧州の権威主義的体制下ではアメリカ(とイギリス)のような市民の結社活動が存...
西ヨーロッパ史(書籍)

「仏独共同通史 第一次世界大戦(上)(下)」

出版は2008年(邦訳は2012年)と戦争終結から90年近く経ってようやく描かれた、はじめてのフランス・ドイツ両国研究者による共同の第一次世界大戦史。 第一次・第二次、一九世紀に遡れば普仏戦争など常に対立してきた両国の研究者が第一次世...
日本近世史(書籍)

「刀狩り―武器を封印した民衆」藤木 久志 著

豊臣秀吉の刀狩令、明治政府の廃刀令、第二次大戦後の占領軍による武装解除の三つの「刀狩り」を通して民衆が武器を封印していく過程を描き出す、日本中世民衆史の大家による「刀狩り」概論。とはいえ、論考のほとんどは秀吉の刀狩令と江戸時代の民衆の武装が...
日本古代史(書籍)

「アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る」溝口 睦子 著

日本神話の最高神にして皇祖神とされている神といえばアマテラスというのが現代では一致する認識だが、原初からアマテラスがその地位にあったわけではない。アマテラスが皇祖神=国家神とされたのは七世紀で、それ以前はタカミムスヒが最高神であった。その転...
ヨーロッパ思想史(書籍)

「自由と社会的抑圧」シモーヌ・ヴェイユ 著

フランスの女性思想家シモーヌ・ヴェイユ(1909~43)が1934年、若干25歳で書いた論集。当時輝かしい未来が約束されているかに見えたマルクス主義の限界をずばりと指摘し、返す刀で台頭しつつあったファシズムを鋭く批判して、あるべき自由な社会...
東アジア史(書籍)

「アイヌ神謡集」知里幸恵編訳

アイヌ文学の中にユーカラ(神謡)と呼ばれる神々の自叙の形式を取る短編の詩曲がある。中でもカムイユーカラは特にアニミズム色が強く、神々と言っても例えばキツネ、フクロウ、カエル、オオカミあるいはウサギなど動物神のかたちを取り、神々が一人称で謡う...
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