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文化・芸術

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文化・芸術

「タラ・ブローチ」

「タラ・ブローチ」(Tara Brooch)は七世紀後半から八世紀初頭、アイルランドで制作されたブローチ。円環部分と長い留め金ピンから構成される島嶼芸術(Insular art)特有の準環状ブローチで、精巧な金線細工(filigree)が施された豪華な工芸品であるため、高い地位の人物のために作られたとみられる。発見状況は不明な点が多く、1850年頃にアイルランド東部ミーズ県ベティスタウンの海岸で発...
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「アーダーの聖杯」

「アーダーの聖杯(Ardagh Chalice)」は八世紀半ば頃に制作された、聖杯(Chalice)としてカトリック教会の典礼で使われたとみられる銀製の杯。1868年、アイルランド南西部リムリック県アーダーのじゃがいも畑で四つのブローチや銅杯と一緒に発見され、精巧な装飾が施された豪華な作りの聖杯であったことから、当時盛り上がりを見せていたケルト復興運動(Celtic Revival)のアイコンとし...
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「ウルクの大杯」

「ウルクの大杯(英語 “ Warka Vase ” )」はウルク市の遺跡から発見されたウルク期(前3500~3100年頃)後期からジュムデト・ナスル期(前3100~2900年頃)にかけての時期に作られたとみられるアラバスター製の大きな容器。1933~34年のドイツ隊による発掘調査で、ウルク市の女神イナンナを祀る神殿を中心としたエアンナ聖域地区のジュムデト・ナスル期の宝物庫で発掘された。 高さ約一・...
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「バイユーのタペストリー」

「バイユーのタペストリー(英語 “Bayeux Tapestry”,仏語 “Tapisserie de Bayeux” 」は1066年10月14日、ノルマンディー公 ギヨーム2世(のちのイングランド王ウィリアム1世)とイングランド王ハロルド2世(ハロルド・ゴドウィンソン)とが戦ったヘースティングズの戦いの様子を描いた、長さ68.58メートル、幅45.7センチメートルから53.6センチメートルのリネ...
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「ダロウの書」

「ダロウの書(Book of Durrow)」は七世紀後半に作成された装飾写本で、十六世紀までアイルランドのダロウ修道院に保存されていたことからこの名で呼ばれている。インシュラー体で書かれた福音書の装飾写本の中では現存する最古のものと考えられ、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書から構成されている。トリニティ・カレッジ・ダブリン収蔵。 歴史 島嶼芸術(Insular Art)の誕生 装飾写本...
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「ケルズの書」

「ケルズの書(Book of Kells)」は西暦800年前後アイルランドのケルズ修道院で完成した代表的な中世装飾写本の一つ。アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジ図書館(The Library of Trinity College Dublin)収蔵(Trinity College Dublin MS 58)。「リンディスファーン福音書」「ダロウの書」とともに三大写本の一つに数えられる。...
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「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」(ランブール兄弟)

「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」(Les Très Riches Heures du duc de Berry)は十五世紀のフランスで製作された装飾写本。「時禱書」とは聖職者の日々の礼拝儀礼をまとめた「聖務日課書」を簡略化したもののこと。1411年頃から1416年の間の時期にベリー公ジャン1世の依頼でランブール兄弟によって作成が開始され、ベリー公およびランブール兄弟死後の製作中断期を経て1480...
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