古代ローマ

スポンサーリンク
事件・軍事・戦争

クラウディウス帝のブリタニア侵攻(43年)

「クラウディウス帝のブリタニア侵攻(ClaudianinvasionofBritain)」は西暦43年、クラウディウス帝の命でアウルス・プラウティウス率いるローマ帝国軍がブリテン島へ侵攻、現地のブリトン人部族と交戦して服従させた戦争のこと。後にクラウディウス帝自ら親征し、ブリテン島南部をローマ帝国の属州とした。以後、属州の支配地域は拡大し、五世紀初頭(409-410年頃)にローマ帝国軍が撤退するま...
人物

コンミウス

コンミウス(Commius)はフランス北東部アルトワ地方に居住していたベルガエ人部族アトレバテス族の王。紀元前57年、カエサルがアトレバテス族を征服したあとカエサルによって王に推挙された。ブリタンニア遠征(紀元前55~54年)などカエサルの同盟者として活躍しアトレバテス族の勢力を拡大したが、紀元前52年、ウェルキンゲトリクスの反乱に協力してローマ軍に敗北、ブリテン島へ逃亡した。ブリテン島で再起しハ...
事件・軍事・戦争

ユリウス・カエサルのブリタニア侵攻(前55-前54年)

紀元前55年と翌54年、二度に渡ってブリテン島へ侵攻したユリウス・カエサル率いるローマ軍と現地のブリトン人部族連合とのあいだで起きた戦争のこと。背景紀元前58年、属州ガリア・キサルピナと属州ガリア・トランサルピナ(後のガリア・ナルボネンシス)のプロコンスル指揮権を獲得したユリウス・カエサルは、ケルト系のヘルウェティイ族が移住のためローマ属州を通過する許可を求めてきたことを口実として、ガリア地方へ侵...
歴史的文書

「アグリコラ」(タキトゥスの著作)

「アグリコラ(ラテン語”DevitaetmoribusIuliiAgricolae”アグリコラの生涯と性格について)」は西暦98年頃、ローマの歴史家タキトゥスが自身の妻の父にあたるローマ帝国の軍人・政治家グナエウス・ユリウス・アグリコラについて著した伝記である。グナエウス・ユリウス・アグリコラは属州ブリタンニア総督としてスコットランド南部まで領土を拡大した華々しい軍事的成功を収めた人物で、「アグリ...
人物

グナエウス・ユリウス・アグリコラ

グナエウス・ユリウス・アグリコラ(GnaeusJuliusAgricola,40年6月13日生-93年8月23日没)はローマ帝国の軍人・政治家。ローマ属州ブリタンニア総督としてウェールズ、イングランド北部、スコットランド南部を征服しブリテン島におけるローマ帝国の支配領域を最大化した。義理の息子で歴史家のタキトゥスが著した彼の伝記「アグリコラ」によってその事績が広く知られている。出生グナエウス・ユリ...
年表・時代史

ローマン・ブリテン年表

グレートブリテン島の大部分がローマ帝国の占領下にあった時代「ローマン・ブリテン(RomanBritain)」の年表。ローマン・ブリテン年表西暦できごと前55年第一次ユリウス・カエサルのブリタニア侵攻前54年第二次ユリウス・カエサルのブリタニア侵攻、カッシウェッラウヌス王、ローマ軍に降伏前51年頃アトレバテス族のコンミウス王、ブリテン島へ逃亡前30年頃コンミウス王、カッレウァ・アトレバトゥム(現在の...
歴史的文書

「ゲルマーニア」(タキトゥスの著作)

『ゲルマーニア"Germania"』は古代ローマ帝国の歴史家・政治家だったプブリウス(またはガイウス)・コルネリウス・タキトゥス(”Publius(orGaius)CorneliusTacitus”、55頃~120頃)が古ゲルマン人社会の風俗、習慣について西暦97~98年頃に記した著作。以下引用は特に断りない限りタキトゥス著/泉井久之助訳註(1979)『ゲルマーニア(岩波文庫青408-1)』岩波書...
スポンサーリンク