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ブリテン諸島

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人物

キネザ・ウレディク

キネザ・ウレディク(Cunedda Wledig)は中世ウェールズ諸王国の王家共通の祖先とされる半伝説的な王。四世紀後半〜五世紀前半頃、ブリトン人のウォタディニ族が支配していたフォース湾沿岸地域から戦士団を率いてウェールズ北部に渡りグウィネズ王国を建国したと言われ、彼の末裔が後のグウィネズ、ポウィス、デハイバース王家となったとされるが、彼から始まる系図は十世紀頃以降の創作とみられる。 キネザに関す...
人物

ウィリアム2世(イングランド王)

ウィリアム2世(William II、1056年頃/1060年以前生-1100年8月2日没)はウィリアム赤顔王(William Rufus、ウィリアム・ルーファス)の異名でも知られる()十一世紀のイングランド王(在位1087年9月26日-1100年8月2日)。イングランドを征服したノルマンディー公ギヨーム2世ことウィリアム1世の子。ウィリアム1世死後、遺言に基づきアングロ・ノルマン王国の領土は長子...
人物

エグバート(ウェセックス王)

エグバート(Ecgberht)は九世紀前半、ブリテン島南部を支配したウェセックス王国の王(在位802-839年)。ケント王国の王子だったがマーシア王国の脅威から逃れてフランク王国のカール大帝を頼って亡命。帰国後、ウェセックス王に即位して七王国時代の分裂を収拾し、ブリテン島の諸勢力を従え、ヴァイキングを撃退、後のイングランド王国に繋がるブリテン島におけるウェセックス王権の優位を確立した。ブレトワルダ...
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国・王朝・民族

トリノウァンテス族

トリノウァンテス族(Trinovantes / 英語読みでトリノヴァンテスとも表記される)は鉄器時代からローマン・ブリテン時代にかけてブリテン島南東部、現在のエセックス州・ハートフォードシャー州・サフォーク州にかけての一帯に居住していた部族。大陸から移住してきたベルガエ人の一派とも言われるが定かではない。首邑はカムロドゥノン()。部族名は諸説あるが「活気のある人々」を意味するケルト語の組み合わせと...
宗教・神話・伝承

剛腕のグレウルウィド

剛腕のグレウルウィド(ウェールズ語” Glewlwyd Gafaelfawr”,グレウルウィド・ガヴァエルヴァウル)はウェールズの伝承に登場するアルスル(アーサー王)の王宮の城門を守る門番の戦士である。巨人とみられる。名前のグレウルウィドとは「灰色の豪傑」の意味( )。「キルフーフとオルウェン」などの「マビノギオン」収録作品群を始めウェールズのアーサー王伝承において非常に重要な登場人物であったが、...
事件・軍事・戦争

アイドル川の戦い(616年)

アイドル川の戦い(Battle of the River Idle)またはアイドル河畔の戦いは616年(または617年)、イングランド中部ノッティンガムシャーを流れるアイドル川の東側で、レドワルド王率いるイースト・アングリア王国軍とエセルフリス王率いるバーニシア王国が戦った戦い。バーニシア王エセルフリスが戦死し、イースト・アングリア軍が勝利した。この結果、レドワルド王は大きく名声を高めてブレトワル...
歴史的文書

「ブリトン人の歴史」

「ブリトン人の歴史」(ラテン語:Historia Brittonum)は九世紀初め、北ウェールズでまとめられた歴史書。ラテン語で書かれ、修道士ネンニウスによる校訂本が残ることからネンニウスが著者と考えられてきたが、現在はネンニウス以前に原本が存在していると考えられており作者は不詳。680年代までのブリテン諸島の歴史が描かれているが、虚実入り交じる内容のため史料としては批判的に読まれている。バドン山...
歴史的文書

「アングロ・サクソン年代記」

「アングロ・サクソン年代記(Anglo-Saxon Chronicle)」はアルフレッド大王治世下の九世紀末、当時、残っていた古い記録や文書、民間の伝承を集め、デーン人の侵攻を中心に同時代の記録を追加されて編纂が始められた年代記形式の歴史書。後に複数の写本が作られて各地の教会や修道院でそれぞれ書き継がれ、これらの写本類をあわせると、西暦0年から1154年までの記録が残されている。複数の写本で構成さ...
人物

エゼルベルフト1世(ケント王)

エゼルベルフト(Æthelberht)はアングロ・サクソン諸王国の一つケント王国の王(在位:580年頃-616年)。エゼルベルト、エセルベルトとも。八世紀の同名のケント王と区別してエゼルベルフト1世と呼ばれる。フランク王国の王族ベルタとの結婚を通じて大陸との密接な関係を築いた。596年、ローマからの宣教団を受け入れてアングロ・サクソン諸王国としては最初にキリスト教に改宗、カンタベリーに司教座を置い...
ヨーロッパの城

コルチェスター城

コルチェスター城(Colchester Castle)は英国エセックス州の主要都市コルチェスターにある中世の城塔。コルチェスター市にかつてあった古代ローマ属州時代の都カムロドゥヌムの遺構の資材を再利用して、イングランド王ウィリアム1世の命で1076年から1100年頃にかけて方形の天守塔(キープ)が築かれた。現在はコルチェスター博物館となっている。 ローマ帝国ブリタニア属州の都カムロドゥヌム コルチ...
ヨーロッパの城

ロチェスター城

ロチェスター城(Rochester Castle)はイングランド・ケント州ロチェスター市に建つ中世城塞。イングランドで最も高い1127年築城の天守塔(キープ)はロチェスター大聖堂とともに同市の象徴として愛されている。2011年の映画「アイアンクラッド(Ironclad)」は1215年に行われたロチェスター城の攻防戦を描いたもの。 古代~中世前期のロチェスター ロチェスター城が建つロチェスター市の歴...
人物のリスト

歴代イギリス君主の一覧

ここでは1707年のグレート・ブリテン王国成立による政治的統合以来、2022年9月11日現在までに誕生した13人のイギリスの君主を一覧にしている。ここでいうイギリスとはグレート・ブリテン王国(1707年5月1日-1800年12月31日)、グレート・ブリテンおよびアイルランド連合王国(1801年1月1日-1922年12月6日)、グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国(1922年12月6日-現...
人物

タリエシン

タリエシン(Taliesin)は六世紀頃、イングランド北部ノーサンブリア地方に実在した詩人(バルド)。後にウェールズ地方で彼に関する様々な伝承がつくられた。伝承の中では数百年の時を越えて様々な時代・世界に登場し、長く生き続けて転生を繰り返しているとみられている。グウィオン・バッハ(” Gwion Bach ”「タリエシン物語」)、テルゲシヌス(”Telgesinus”「マーリンの生涯」)などの名で...
ヨーロッパの城

ヘースティングズ城

ヘースティングズ城(Hastings Castle)は英国イースト・サセックス州ヘースティングズにあった城。ノルマン・コンクエストに際し、後のイングランド王ウィリアム1世がブリテン島に最初に築いた城である。現在は廃城となり遺構の一部が残るに留まっている。 ノルマン・コンクエストと築城 1066年、イングランド王エドワード証聖王死後、ハロルド・ゴドウィンソンの王位継承に異を唱えるノルマンディー公ギヨ...
人物

アゼルスタン(ウェセックス王、イングランド王)

アゼルスタン(古英語:Æthelstan,英語:Athelstan,エセルスタン、エゼルスタンとも表記される/ 894年頃生-939年10月27日没)はウェセックス王エドワード古王の子、アルフレッド大王の孫。924年、父王死後ウェセックス王およびアングロ・サクソン王に即位し、927年、ノーサンブリア地方を征服、全イングランドを統一してイングランド王を称した(イングランド王国の成立)。937年、ブル...
人物

オスウィウ/オズウィ(ノーサンブリア王)

オスウィウ(Oswiu)またはオズウィ/オスウィ(Oswy)、オスウィグ(Oswig)は七世紀半ば、ノーサンブリア地方一帯を支配した君主。612年頃生-670年2月15日没。バーニシア王(642-655年)、初代ノーサンブリア王(655-670年2月15日)。アイドル川の戦い(616/617年)で父エセルフリスが戦死したため兄オスワルドとともにアイオナ修道院に避難して幼少期を過ごす。エドウィン王体...
事件・軍事・戦争

ユリウス・カエサルのブリタニア侵攻(前55-前54年)

紀元前55年と翌54年、二度に渡ってブリテン島へ侵攻したユリウス・カエサル率いるローマ軍と現地のブリトン人部族連合とのあいだで起きた戦争のこと。 背景 紀元前58年、属州ガリア・キサルピナと属州ガリア・トランサルピナ(後のガリア・ナルボネンシス)のプロコンスル指揮権を獲得したユリウス・カエサルは、ケルト系のヘルウェティイ族が移住のためローマ属州を通過する許可を求めてきたことを口実として、ガリア地方...
国・王朝・民族

イースト・アングリア王国

イースト・アングリア王国(Kingdom of East Anglia)はブリテン島東部、現在のノーフォーク州とサフォーク州を併せた領域に六世紀から九世紀にかけて存在した七王国時代のアングル人の王国。初期の歴史は不明だが四代目の王とされるレドワルド王(在位599年頃-624年頃)の頃に強盛となった。八世紀に入ると台頭したマーシア王国に服属、794年、王統が絶えてマーシア王の直接統治下となり、825...
国・王朝・民族

デイラ王国

デイラ王国(またはディアラ王国、Kingdom of Deira)はティーズ川を北限、ハンバー川を南限とした現在のヨークシャー州東部にあたる地域に六世紀頃登場したアングル人の王国である。七世紀以降首都はヨークに置かれた。ティーズ川の北に登場したバーニシア王国と争い、604年頃バーニシア王エセルフリスに征服されたが、エドウィン王の頃にバーニシア王国を併合してノーサンブリア地方全体を支配した。エドウィ...
人物

チェアディッチ(ウェセックス王)

チェアディッチ(Cerdic)は六世紀頃にブリテン島で活動していた人物。同時代史料がなく九世紀末以降の文献にしか登場しないため実在していたか否かはっきりしないが、のちにイングランド王国へ発展するウェセックス王国の建国者とされる。歴代のウェセックス王・イングランド王は彼の末裔であると主張した。 「アングロ・サクソン年代記」の記述 九世紀後半にウェセックス王アルフレッドの命で編纂が開始された「アングロ...
ヨーロッパの城

チェプストー城

チェプストー城(Chepstow Castle)は英国ウェールズ地方モンマスシャーにある中世城塞。1067年、イングランド王ウィリアム1世の重臣ウィリアム・フィッツオズバーンによって築かれ、ウェールズ侵攻の軍事拠点として活用された。プランタジネット朝初期の四人の王に仕えた著名な騎士ウィリアム・マーシャルの居城となる。石造としては英国で現存する最古の城で、第一級イギリス指定建造物に登録されている。 ...
ヨーロッパの城

ペヴェンジー城

ペヴェンジー城(Pevensey Castle)は英国イースト・サセックス州にある城址。古代ローマ時代の砦の遺構を利用して1067~70年頃にノルマン式の城が築かれ、1240~50年代に改築されて現在の城の構造が確立する。英仏海峡を臨む沿岸防衛の要衝として重視され、古代ローマ時代から第二次世界大戦まで繰り返し軍事的施設として利用された。 ローマ時代の砦アンデリトゥム(アンデリダ) ペヴェンジー城は...
歴史的文書

「アルフレッド王の生涯」(アッサーの著作)

「アルフレッド王の生涯(英語:The Life of King Alfred,ラテン語: Vita Ælfredi regis Angul Saxonum(アングロ・サクソン王アルフレッドの生涯))」はウェセックス王アルフレッドに仕えた司祭アッサーが893年頃に書いたとみられるアルフレッド大王の伝記。日本語訳は「アルフレッド大王伝」のタイトルで出版されている。九世紀頃のイングランドの歴史を知る重要...
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