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イングランド

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ヨーロッパの城

ボディアム城

ボディアム城(Bodiam Castle)は1385年、イングランド王エドワード3世・リチャード2世に仕えた騎士エドワード・ダリングリッジによって現在のイースト・サセックス州ロバーツブリッジ近郊に築かれた中世城塞である。ロザー川から引かれた水を充分に湛えた濠で囲まれた水城で、水面に浮かぶ美しい佇まいから非常に人気の観光スポットとなっている。 築城 城を築いたエドワード・ダリングリッジ(” Edwa...
国・王朝・民族

ケント王国

ケント王国(Kingdom of Kent)は五〜六世紀頃から九世紀末にかけて、ブリテン島東南部にあったアングロ・サクソン系の王国。七王国の一つ。いち早くキリスト教化して司教座が置かれたカンタベリ市、ロチェスター市が発展、フランク王国との親密な関係から大陸との交易で繁栄した。ブレトワルダの一人に数えられるエゼルベルフト王(Æthelberht , 在位?-616年)の時代に勢力を拡大したが、その後...
歴史的文書

「アングル人の教会史」(ベーダの著作)

「アングル人の教会史(ラテン語” Historia ecclesiastica gentis Anglorum”,英語” Ecclesiastical History of the English People” )」は西暦731年、七王国時代のノーサンブリア王国の聖職者ベーダが著したブリテン島のアングロ・サクソン人がキリスト教に改宗し教会が発展していく布教の過程を描いた歴史書。 概要 著者のベー...
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事件・軍事・戦争

エディントンの戦い(878年)

エディントンの戦い(Battle of Edington)またはエサンダンの戦い(Battle of Ethandun or Eðandun)は、878年5月上旬、アルフレッド大王が率いるウェセックス王国軍が、「大軍勢(または大異教徒軍)」の名で知られたヴァイキング連合軍に勝利した戦い。戦後、ウェセックス王国とヴァイキング勢力の指導者グスルムとの間で休戦と両国間の領土が画定され、イングランドはアン...
事件・軍事・戦争

ヴァイキング「大軍勢(大異教徒軍)」の侵攻(865-878年)

「大軍勢(英語"The Great Army"古英語"micel here")」または「大異教徒軍(英語"The Great Heathen Army"古英語"mycel hæþen here")」は複数の指導者に率いられたスカンディナヴィア半島出身の戦士による連合軍。865年からイングランドへ侵攻しノーサンブリア王国、イースト・アングリア王国を相次いで滅ぼしイングランドの東半分を征服、アルフレッ...
人物

ラヌルフ・ド・グランヴィル

ラヌルフ・ド・グランヴィル(” Ranulf de Glanville”,?-1190)はイングランド王ヘンリ2世に仕えた政治家・法律家で、宰相にあたる行政長官(Chief Justiciar)を務めた。法制史上重要なコモン・ロー成立初期の裁判手引書「イングランド王国の法と慣習(Tractatus de legibus et consuetudinibus regni Angliae)」の著者と見...
事件・軍事・戦争

ノルマン・コンクエスト(1066年)

「ノルマン・コンクエスト(Norman Conquest)」は、1066年、ノルマンディー公ギヨーム2世率いるノルマンディー公国軍がイングランドへ侵攻、ヘースティングズの戦い(1066年10月14日)の勝利によってイングランド王位を獲得し、以後1070年代半ばにかけてイングランド全土を征服していった一連の軍事行動、および、征服の過程でアングロ・サクソン人からノルマン人へと支配層が入れ替わることで生...
宗教・神話・伝承

キャメロット

キャメロット(Camelot)はアーサー王の宮廷が置かれたという架空の城塞都市。後世の創作ではアーサー王の王国ログレスの首都とされることもあるが、中世のアーサー王物語群においてはカーリオン市(ウェールズ南部の都市)やカーライル城(イングランド北部カンブリア州の城)などと並び宮廷が巡回して開かれることが多い主要な場所の一つである。 キャメロットの語源 キャメロットという名の由来については不明である。...
社会・法

ドゥームズデイ・ブック

ドゥームズデイ・ブック(Domesday Book)とは、イングランド王ウィリアム1世(在位1066-87)の命によって1086年から行われたイングランドの土地調査(ドゥームズデイ調査(Doomsday Survey))に基づく、グレート・ドゥームズデイ・ブック(Great Domesday Book)とリトル・ドゥームズデイ・ブック(Little Domesday Book)の二冊組の調査記録で...
事件・軍事・戦争

ウィンウェドの戦い(655年)

ウィンウェドの戦い(Battle of the Winwaed)は655年11月15日、マーシア王ペンダ率いる諸国連合軍とバーニシア王オスウィウ(オズウィ)の間で戦われオスウィウ王が勝利した戦い。ペンダ王始め多くの君主諸侯が戦死した。戦後ノーサンブリア地方のバーニシア王国とデイラ王国という2つのアングル人国家が統合されて名実ともに統一ノーサンブリア王国が成立し、八世紀前半までノーサンブリア王国はブ...
人物

ウィリアム2世(イングランド王)

ウィリアム2世(William II、1056年頃/1060年以前生-1100年8月2日没)はウィリアム赤顔王(William Rufus、ウィリアム・ルーファス)の異名でも知られる()十一世紀のイングランド王(在位1087年9月26日-1100年8月2日)。イングランドを征服したノルマンディー公ギヨーム2世ことウィリアム1世の子。ウィリアム1世死後、遺言に基づきアングロ・ノルマン王国の領土は長子...
ヨーロッパの城

ペヴェンジー城

ペヴェンジー城(Pevensey Castle)は英国イースト・サセックス州にある城址。古代ローマ時代の砦の遺構を利用して1067~70年頃にノルマン式の城が築かれ、1240~50年代に改築されて現在の城の構造が確立する。英仏海峡を臨む沿岸防衛の要衝として重視され、古代ローマ時代から第二次世界大戦まで繰り返し軍事的施設として利用された。 ローマ時代の砦アンデリトゥム(アンデリダ) ペヴェンジー城は...
人物

アゼルスタン(ウェセックス王、イングランド王)

アゼルスタン(古英語:Æthelstan,英語:Athelstan,エセルスタン、エゼルスタンとも表記される/ 894年頃生-939年10月27日没)はウェセックス王エドワード古王の子、アルフレッド大王の孫。924年、父王死後ウェセックス王およびアングロ・サクソン王に即位し、927年、ノーサンブリア地方を征服、全イングランドを統一してイングランド王を称した(イングランド王国の成立)。937年、ブル...
社会・法

エアルドールマン

エアルドールマン(古英語:Ealdorman,英語:Alderman)は中世前期のイングランドにアングロ・サクソン人が立てた諸王国で王家に次ぐ地方領主・豪族の首長や戦時の指導者を指して使われた人々の名称で、九世紀にイングランドのアングロ・サクソン諸王国がウェセックス王国の下で統一されると、大規模領主とあわせて国王直轄領の州(シャイア)の代官もエアルドールマンと呼ばれた。十一世紀、古ノルド語「ヤール...
ヨーロッパの城

ヘディンガム城

ヘディンガム城(Hedingham Castle)はイングランド・エセックス州キャッスルヘディンガム村にあるノルマン式天守塔(キープ)を持つ中世城塞。オックスフォード伯位を世襲した名門ド・ヴィア家の居城として知られた。ヨーロッパ随一のノルマン式アーチを持つ大ホールが有名。 築城 ヘディンガム城を築いたド・ヴィア家は、ノルマン・コンクエスト後、ノルマン貴族オーブリー・ド・ヴィア1世(Aubrey d...
歴史的文書

「アルフレッド王の生涯」(アッサーの著作)

「アルフレッド王の生涯(英語:The Life of King Alfred,ラテン語: Vita Ælfredi regis Angul Saxonum(アングロ・サクソン王アルフレッドの生涯))」はウェセックス王アルフレッドに仕えた司祭アッサーが893年頃に書いたとみられるアルフレッド大王の伝記。日本語訳は「アルフレッド大王伝」のタイトルで出版されている。九世紀頃のイングランドの歴史を知る重要...
先史・考古学

アフィントンの白馬

アフィントンの白馬(Uffington White Horse)はイングランド南部オックスフォードシャー州バークシャー・ダウンズにある丘陵ホワイトホース・ヒルの傾斜地に表土を掘って白い石灰岩を露出させることで描かれた白亜(チョーク)の馬の姿のヒル・フィギュア(地上絵の一種)。青銅器時代後期、紀元前1400年から前600年頃の間に作られたとみられている。 アフィントンの白馬とは ヒル・フィギュア(H...
年表・時代史

英仏百年戦争年表

百年戦争前史年表 百年戦争まで 西暦 できごと 1066 12/25イングランド王ウィリアム1世即位(ノルマン・コンクエスト) 1128 6/17イングランド王ヘンリ1世の娘マティルダ、アンジュー伯ジョフロワと結婚 1154 12/2イングランド王ヘンリ2世即位(プランタジネット朝アンジュー帝国) 1204 3/6フランス王フィリップ2世、ガイヤール城攻略、ノルマンディー公領征服 1205 6/2...
人物のリスト

歴代イングランド君主の一覧

イングランドの君主を一覧にする際、どこまでさかのぼるか?については様々な考え方がある。第一は九世紀前半、七王国時代の諸国に君臨したマーシア王国を滅ぼしてウェセックス王国の優位を確立し、以後歴代ウェセックス王家=イングランド王家の直系の祖となったエグバート王(在位802-839年)から数えるもの、第二はヴァイキングの支配領域(デーンロー)と勢力を二分する唯一のアングロ・サクソン人の王国となったことで...
事件・軍事・戦争

ヘースティングズの戦い(1066年)

ヘースティングズの戦い(Battle of Hastings)は1066年10月14日、イングランド南部の港町ヘースティングズの近郊、現在のイースト・サセックス州バトルで行われた、ノルマンディー公ギヨーム2世がイングランド王ハロルド2世に勝利した戦い。戦後、ノルマンディー公ギヨーム2世はイングランド王に即位(イングランド王ウィリアム1世、在位1066-87年)してイングランドを征服、アングロ・サク...
社会・法

御猟林法/御猟林憲章(イングランド)

イングランドを征服したウィリアム1世は国内の森林や狩猟地を王家の直轄地「御猟林(Royal Forest)」()として定め、御猟林指定地域での狩猟と樹木の伐採を禁じ、身体刑を含む厳罰を科した。ヘンリ1世によって法制化され、1217年、マグナ・カルタの調印に伴い「御猟林憲章(Forest Law)」という独立した憲章として公布された。以後、1971年に廃止されるまで754年間、英国史上最も長く効力を...
人物

セント・ジョージのマスター・ジェイムズ

セント・ジョージのマスター・ジェイムズ(” Master James of Saint George ”,1230頃~1309)はサヴォワ地方(現在のフランスとスイスの国境付近)出身、石工の家に生まれ、サヴォワ伯フィリップ1世の下で多くの城を築いたあと、イングランド王エドワード1世に招かれて征服したばかりのウェールズ地方に次々と築城した。イングランド王国によるウェールズ支配の拠点城塞網「アイアンリ...
国・王朝・民族

イースト・アングリア王国

イースト・アングリア王国(Kingdom of East Anglia)はブリテン島東部、現在のノーフォーク州とサフォーク州を併せた領域に六世紀から九世紀にかけて存在した七王国時代のアングル人の王国。初期の歴史は不明だが四代目の王とされるレドワルド王(在位599年頃-624年頃)の頃に強盛となった。八世紀に入ると台頭したマーシア王国に服属、794年、王統が絶えてマーシア王の直接統治下となり、825...
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