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ヨーロッパ

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社会・法

ゲルマン部族法典

ゲルマン部族法典(または初期ゲルマン法"Early Germanic Law")は五世紀から九世紀にかけてヨーロッパのゲルマン諸国家で制定されたゲルマン人の固有法群の総称。諸部族の慣習法を元にローマ法の影響を受けて編纂された。西ゴート王アラリック2世によって編纂された『アラリックの抄典(Breviarium Alarici)』や、フランク王クローヴィス1世によって編纂された『サリカ法典(Lex S...
人物

ウィリアム2世(イングランド王)

ウィリアム2世(William II、1056年頃/1060年以前生-1100年8月2日没)はウィリアム赤顔王(William Rufus、ウィリアム・ルーファス)の異名でも知られる()十一世紀のイングランド王(在位1087年9月26日-1100年8月2日)。イングランドを征服したノルマンディー公ギヨーム2世ことウィリアム1世の子。ウィリアム1世死後、遺言に基づきアングロ・ノルマン王国の領土は長子...
ヨーロッパの城

ヘディンガム城

ヘディンガム城(Hedingham Castle)はイングランド・エセックス州キャッスルヘディンガム村にあるノルマン式天守塔(キープ)を持つ中世城塞。オックスフォード伯位を世襲した名門ド・ヴィア家の居城として知られた。ヨーロッパ随一のノルマン式アーチを持つ大ホールが有名。 築城 ヘディンガム城を築いたド・ヴィア家は、ノルマン・コンクエスト後、ノルマン貴族オーブリー・ド・ヴィア1世(Aubrey d...
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人物

エゼルベルフト1世(ケント王)

エゼルベルフト(Æthelberht)はアングロ・サクソン諸王国の一つケント王国の王(在位:580年頃-616年)。エゼルベルト、エセルベルトとも。八世紀の同名のケント王と区別してエゼルベルフト1世と呼ばれる。フランク王国の王族ベルタとの結婚を通じて大陸との密接な関係を築いた。596年、ローマからの宣教団を受け入れてアングロ・サクソン諸王国としては最初にキリスト教に改宗、カンタベリーに司教座を置い...
人物

ウィリアム1世(イングランド王)

ウィリアム1世(William I、1028年頃生-1087年9月9日没)はウィリアム征服王(William the Conqueror)の異名でも知られる十一世紀のイングランド王(在位1066年12月25日-1087年9月9日)、ノルマンディー公(ギヨーム2世、在位1035年-1087年9月9日)。北フランスの有力諸侯ノルマンディー公ロベール1世(在位1027-35)の庶子で、ノルマンディー公と...
事件・軍事・戦争

ビーファハウツフェルツの戦い(1382年)

ビーファハウツフェルツの戦いまたはベヴェルフーツヴェルドの戦い(オランダ語” Slag op het Beverhoutsveld ”,英語” Battle of Beverhoutsveld ”)は1382年5月3日、フィリップ・ファン・アルテフェルデ率いるヘント市軍がブリュージュ(ブルッヘ)市近郊(現在のベルギー王国フランデレン地域ウェスト=フランデレン州)でフランドル伯に与するブリュージュ市...
ヨーロッパの城

ガイヤール城

「ガイヤール城(Château-Gaillard , シャトー=ガイヤール)」はフランスのノルマンディー地域圏ウール県レザンドリー(Les Andelys)にある城塞。イングランド王リチャード1世によって1196年から98年にかけて約二年で築城された大規模城塞で、リチャード1世死後の1204年、フランス王フィリップ2世の包囲によって占領された。 ノルマンディーを巡る対立 1066年、ノルマンディー...
ヨーロッパの城

キャリクファーガス城

キャリクファーガス城(Carrickfergus Castle,またはキャリックファーガス城/アイルランド語”Carraig Ḟergus”)は、アイルランド島北東部、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国を構成する北アイルランドのアントリム県の主要都市キャリクファーガスにある城である。キャリクファーガスはアイリッシュ海を臨むベルファスト湾の北岸に位置し軍事・交通の拠点となる古都で、その名はダ...
ヨーロッパの城

ヴィトレ城

ヴィトレ城(Château de Vitré)はフランスのブルターニュ地方(現在のブルターニュ地域圏イル=エ=ヴィレーヌ県ヴィトレ市)にある中世城塞。特徴的な屋根を持つ城塔・建物で知られ、公益財団法人日本城郭協会選「ヨーロッパ100名城」の一つ。 築城 ヴィトレ城があるヴィトレ市はメーヌ地方と接するブルターニュ半島の東端に位置して、ブルターニュ地方の主要河川であるヴィレーヌ川沿いにあり、ガロ・ロー...
社会・法

エゼルベルフト法典

エゼルベルフト法典(Law of Æthelberht)は六世紀末頃にケント王エゼルベルフトが編纂したとされる法典。ゲルマン部族法典の一つに位置づけられるが同時代に編纂された諸法典がラテン語で書かれたのに対し、古英語で書かれている点が特徴で、現存する中ではゲルマン諸語で書かれた最古の法典である。初期のアングロ・サクソン社会における社会慣習、女性の地位、身分の分化など当時の社会を窺い知ることが出来る...
人物

カッシウェッラウヌス

カッシウェッラウヌス(Cassivellaunus、カッシウェラウヌス)は「ガリア戦記」に登場する、カエサルの第二次ブリテン島侵攻(紀元前54年)でブリトン人諸部族を糾合して抵抗戦争を指揮したブリトン人指導者。「ガリア戦記」には彼の部族名は明記されていないが、テムズ川以北を領土としていたとあり()、これが後のクラウディウス帝のブリテン島征服時に名が挙がるカトゥウェッラウニ族の版図に相当することから...
人物

ソールズベリーのロジャー(ソールズベリー大司教)

ロジャー・オブ・ソールズベリー(Roger of Salisbury,?-1139)はヘンリ1世(在位1100-1135)によって新設された国政を統括する行政長官(”Chief Justiciar” 在任1101-1139)に抜擢され、中世イングランドの行政機構の土台を築いた。ソールズベリー大司教(在任1102-1139)。 ヘンリ1世による抜擢 元はノルマンディー地方カーンの近くにある小さな礼拝...
先史・考古学

アフィントンの白馬

アフィントンの白馬(Uffington White Horse)はイングランド南部オックスフォードシャー州バークシャー・ダウンズにある丘陵ホワイトホース・ヒルの傾斜地に表土を掘って白い石灰岩を露出させることで描かれた白亜(チョーク)の馬の姿のヒル・フィギュア(地上絵の一種)。青銅器時代後期、紀元前1400年から前600年頃の間に作られたとみられている。 アフィントンの白馬とは ヒル・フィギュア(H...
人物のリスト

歴代ローマ教皇の一覧

最初期のローマ教会は誰か一人の司教に統率される組織ではなく、複数名の「司教」「司祭」による集団指導体制であったと考えられている。ローマ「司教」の最初のリストは160~185年頃に作られ、西暦220年頃、16代目カリクストゥス1世期にペトルス(ペトロ)を最初のローマ司教とみなすようになった。少なくともそれ以前の「教皇」として挙げられている人物については宗教説話にしか登場しない人物も少なからず含まれ、...
国・王朝・民族

デイラ王国

デイラ王国(またはディアラ王国、Kingdom of Deira)はティーズ川を北限、ハンバー川を南限とした現在のヨークシャー州東部にあたる地域に六世紀頃登場したアングル人の王国である。七世紀以降首都はヨークに置かれた。ティーズ川の北に登場したバーニシア王国と争い、604年頃バーニシア王エセルフリスに征服されたが、エドウィン王の頃にバーニシア王国を併合してノーサンブリア地方全体を支配した。エドウィ...
人物

アンリ1世(フランス王)

アンリ1世(Henri 1er、1008年頃生-1060年8月4日没)はカペー朝三代目のフランク(フランス)王(在位1031年7月20日-1060年8月4日)。ロベール2世の次男で兄ユーグの死後、父の存命中にランスで共治王として戴冠した。しかし、母コンスタンスが弟ロベールを王位に推したためロベール2世死後内乱となる。内乱を平定した後、ノルマンディー公、ブロワ伯、アンジュー伯、フランドル伯などの強力...
人物

カンタベリーの聖アウグスティヌス

カンタベリーの聖アウグスティヌス(ラテン語Augustinus,英語Saint Augustine of Canterbury)は六世紀、ローマ教会に所属していた修道士。597年、ローマ教皇グレゴリウス1世の命でアングロ・サクソン人へキリスト教を布教すべく40名の宣教師団を率いてブリテン島へ上陸、ケント王エゼルベルフトを改宗させケント王国を中心としたイングランド南東部に布教した。597年から初代カ...
人物

エグバート(ウェセックス王)

エグバート(Ecgberht)は九世紀前半、ブリテン島南部を支配したウェセックス王国の王(在位802-839年)。ケント王国の王子だったがマーシア王国の脅威から逃れてフランク王国のカール大帝を頼って亡命。帰国後、ウェセックス王に即位して七王国時代の分裂を収拾し、ブリテン島の諸勢力を従え、ヴァイキングを撃退、後のイングランド王国に繋がるブリテン島におけるウェセックス王権の優位を確立した。ブレトワルダ...
ヨーロッパの城

カーナーヴォン城

カーナーヴォン城(またはカナーヴォン城/英語” Caernarfon Castle”/ウェールズ語カステス・カエルナルヴォン” Castell Caernarfon”)はウェールズ北部グウィネズ州にある中世の城。イングランド王エドワード1世がウェールズ地方を征服した後、1283年から1292にかけて城塞建築家マスター・ジェイムズに命じて築かせた。コンウィ城、ハーレック城、ビューマリス城とともにユネ...
先史・考古学

ヒルフォート(丘砦)

ヒルフォート(Hillfort)は丘の上に作られた要塞化された防御性集落を指す総称で、ヨーロッパの広い範囲で紀元前一千年紀の青銅器時代後期から鉄器時代にかけての時期に築かれた。日本語では「土砦」「丘砦」などと訳される。丘陵地の頂上部分に外周に沿って溝が掘られ土塁や石塁が複数列備えられた防御設備を持つ構造が特徴である。防衛の拠点や戦時の避難場所としてだけでなく食料の備蓄や交易・手工業の中心として発展...
宗教・神話・伝承

カヴァス

カヴァス(ウェールズ語”Cafall”, 英語”Cavall”)はウェールズの諸伝承に登場するアーサー王が飼っている猟犬である。九世紀の歴史書「ブリトン人の歴史」でカヴァスの足跡が残る石に関する不思議なエピソードが語られ、「キルフーフとオルウェン」、「エルビンの息子ゲライントの物語」などウェールズ伝承で狩猟時に活躍する姿が描かれている。 カヴァスはラテン語では”Cabal”、中世ウェールズ語では”...
人物

ジャン・ドーロン

ジャン・ドーロン(Jean d’Aulon,1390年生-1458年8月から9月頃没)は、百年戦争後期フランスの軍人。副官としてジャンヌ・ダルクを支え、オルレアン包囲戦からコンピエーニュの戦いまで最も長く側にいた代表的な戦友である。1415年にミシュレット・デジュルサン(Michelette des Ursins)と結婚、1428年にエレーヌ・ド・ムーリオン(Hélène de Mauléon)と...
宗教・神話・伝承

聖女マルタ伝説

マルタ(Martha)は新約聖書に登場し、イエスの友人ラザロとマリアの姉妹で、エルサレム近郊の町ベタニアに住むことからベタニアのマルタと呼ばれる。アラム語でマルタ” מַרְתָּא Martâ”()は「婦人」「女主人」を意味する()。後にキリスト教の守護聖人として各地で信仰を集める。祝日は東方教会6月4日、西方教会7月29日。 新約聖書のマルタ 新約聖書「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」...
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