記事内に広告が含まれています。

中世(ヨーロッパ)

スポンサーリンク
人物

ウィリアム1世(イングランド王)

ウィリアム1世(William I、1028年頃生-1087年9月9日没)はウィリアム征服王(William the Conqueror)の異名でも知られる十一世紀のイングランド王(在位1066年12月25日-1087年9月9日)、ノルマンディー公(ギヨーム2世、在位1035年-1087年9月9日)。北フランスの有力諸侯ノルマンディー公ロベール1世(在位1027-35)の庶子で、ノルマンディー公と...
人物

ダンカン1世(スコットランド王)

ダンカン1世(Duncan I , 1001年頃生-1040年8月14日没)は十一世紀初めのアルバ(スコットランド)王。在位1034年11月25日-1040年8月14日。前王マルカム2世の娘ベソックとアソル領主ダンケルド修道院長クリナンの間の子。 生涯 即位まで 即位前のダンカンについてはよくわかっていない。十四世紀スコットランドの聖職者ジョン・オブ・フォーダンが1384年頃に著した「スコットラン...
人物のリスト

歴代スコットランド王の一覧

スコットランド王国は九世紀頃、ピクト人、スコット人、ブリトン人などの諸族が一つの王権の下に統合して成立したアルバ王国を起源としている。アルバはゲール語で元来ブリテン島を指す言葉だったが九世紀の終わりごろまでにこの統合王権を指すようになった。また、スコット人はアイルランド人を、スコウシア(スコットランド)もアイルランドを指した言葉だったが、十二世紀頃までに現在のスコットランド地方とそこに住む人々を指...
スポンサーリンク
人物

ノーサンブリアのオスワルド(バーニシアとデイラの王)

オスワルド(またはオズワルド、英語:Oswald, 604年頃生-641または642年8月5日没)は七世紀始め、ノーサンブリア地方一帯を支配した君主。604年頃、バーニシア王国のエセルフリス王の子として生まれたが、616年または617年、アイドル川の戦いで父エセルフリスが戦死、デイラ王に即位したエドウィン王によってバーニシア王国が征服されたため弟オスウィウとともにアイオナ修道院に逃れた。634年、...
人物

ラヌルフ・ド・グランヴィル

ラヌルフ・ド・グランヴィル(” Ranulf de Glanville”,?-1190)はイングランド王ヘンリ2世に仕えた政治家・法律家で、宰相にあたる行政長官(Chief Justiciar)を務めた。法制史上重要なコモン・ロー成立初期の裁判手引書「イングランド王国の法と慣習(Tractatus de legibus et consuetudinibus regni Angliae)」の著者と見...
人物のリスト

歴代イングランド君主の一覧

イングランドの君主を一覧にする際、どこまでさかのぼるか?については様々な考え方がある。第一は九世紀前半、七王国時代の諸国に君臨したマーシア王国を滅ぼしてウェセックス王国の優位を確立し、以後歴代ウェセックス王家=イングランド王家の直系の祖となったエグバート王(在位802-839年)から数えるもの、第二はヴァイキングの支配領域(デーンロー)と勢力を二分する唯一のアングロ・サクソン人の王国となったことで...
人物

ピピン3世(フランク王)

ピピン3世(小ピピン,”Pipin III”, 714年生~768年9月24日没)はカール・マルテルの子。メロヴィング朝の王キルデリク3世を廃し、自らフランク王位に就いてカロリング朝を創始した。754年、イタリアに遠征しランゴバルド王アイストゥルフを破って、ランゴバルド王が占領していたラヴェンナ総督領を奪い教皇へ寄進した(ピピンの寄進)。以後、周辺諸国へ積極的な遠征を行ってフランク王国の版図を広げ...
政治・経済

アルマニャック派

アルマニャック派(Armagnacs)は1410年のフランスで台頭するブルゴーニュ公ジャンへの対抗としてオルレアン公シャルル、アルマニャック伯ベルナール7世、ベリー公ジャンら有力諸侯が結成した反ブルゴーニュ公派同盟。イングランド軍の侵攻後は、王太子シャルル(のちのシャルル7世)を擁してブールジュを本拠地とした勢力の総称となった。名称の由来は主力となった南フランスの有力諸侯アルマニャック伯から。14...
人物

ロロ

ロロ(英語:Rollo,フランス語:Rollon/932または933年頃没)は北欧出身のヴァイキングで、九世紀後半から十世紀初頭にかけてフランス北岸を襲撃、911年、西フランク王国のシャルル単純王とサン=クレール=シュル=エプト条約を締結してキリスト教への改宗および西フランク王国への臣従と引き換えにルーアン伯に叙され、セーヌ川河口からルーアンにかけての土地を与えられた。このとき彼が獲得した封土を中...
人物

アルフレッド大王(ウェセックス王)

「アルフレッド大王( ” Alfred The Great ” 古英語 “Ælfrēd ”)」はウェセックス王エゼルウルフと王妃オズブルフの第四男として849年に生まれた。いずれも短い在位期間となった三人の兄に続いて871年4月23日、ウェセックス王に即位。デーン人の侵攻を撃退して、彼らをカトリックに改宗させ、その勢力範囲をイングランド東北部「デーンロー」に留めた。軍制改革、行政機構の整備、「アル...
人物

ジャン・ドーロン

ジャン・ドーロン(Jean d’Aulon,1390年生-1458年8月から9月頃没)は、百年戦争後期フランスの軍人。副官としてジャンヌ・ダルクを支え、オルレアン包囲戦からコンピエーニュの戦いまで最も長く側にいた代表的な戦友である。1415年にミシュレット・デジュルサン(Michelette des Ursins)と結婚、1428年にエレーヌ・ド・ムーリオン(Hélène de Mauléon)と...
社会・法

従士制

従士制とは何か 古ゲルマン社会の部族には王制と共和制のものがあり、前者は一名の王が、後者は複数の首長(プリンケプス)が指導的立場に立ち、世襲貴族の下に貴族の子弟や自営農民などからなる自由民、奴隷などの非自由民の諸身分が存在する社会を構成していた。自由民男子は武装を認められて、王・首長や貴族の統率下に入り従士団を形成した。シュルツェによれば従士団は以下のように定義される。 『歴史学でいう従士団とは、...
ヨーロッパの城

ヘディンガム城

ヘディンガム城(Hedingham Castle)はイングランド・エセックス州キャッスルヘディンガム村にあるノルマン式天守塔(キープ)を持つ中世城塞。オックスフォード伯位を世襲した名門ド・ヴィア家の居城として知られた。ヨーロッパ随一のノルマン式アーチを持つ大ホールが有名。 築城 ヘディンガム城を築いたド・ヴィア家は、ノルマン・コンクエスト後、ノルマン貴族オーブリー・ド・ヴィア1世(Aubrey d...
ヨーロッパの城

クーシー城

クーシー城(Château de Coucy)はフランス・ピカルディ地方オー=ド=フランス地域圏エーヌ県にある中世城塞の遺構。ヨーロッパ最大規模の城塔で知られたが、第一次大戦中の1917年3月27日、ドイツ軍によって破壊された。 アンゲラン3世の築城 主要都市アミアンとランスの中間にあるクーシーは十世紀頃ランス大司教の支配下となり、920年頃、ランス大司教によって簡素な砦が築かれた。十一世紀後半、...
人物

ルイ・ド・クート

ルイ・ド・クート(Louis de Coutes,1414年生-1483頃没)はジャンヌ・ダルクの身の回りの世話をした従卒。父はヌーヴィオン(Nouvion)とリューゲル(Rugles)の領主ジャン・ド・クート、母はカトリーヌ・ル・メルシエ。1429年3月から9月のパリ包囲戦のときまでジャンヌ・ダルクに仕え、後に復権裁判でジャンヌ・ダルクに関する多くの証言を残した。 ルイ・ド・クートの義兄弟にオル...
人物

ルイ1世・ド・ブルボン(ヴァンドーム伯)

ヴァンドーム伯ルイ1世・ド・ブルボン(” Louis I de Bourbon-Vendôme”,1376年生-1446年12月21日没)はブルボン家の傍流ブルボン=ヴァンドーム家初代。アジャンクールの戦いでは左翼軍の指揮を執った。「フランス王宮長」(在任1413-15,1425-1446)。ジャンヌ・ダルクの戦友の一人として知られ、ブルボン王家の直系の祖にあたる。 アルマニャック派の中心メンバー...
宗教・神話・伝承

聖女マルタ伝説

マルタ(Martha)は新約聖書に登場し、イエスの友人ラザロとマリアの姉妹で、エルサレム近郊の町ベタニアに住むことからベタニアのマルタと呼ばれる。アラム語でマルタ” מַרְתָּא Martâ”()は「婦人」「女主人」を意味する()。後にキリスト教の守護聖人として各地で信仰を集める。祝日は東方教会6月4日、西方教会7月29日。 新約聖書のマルタ 新約聖書「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」...
ヨーロッパの城

コニスバラ城

コニスバラ城(Conisbrough Castle)は英国サウスヨークシャー州にある中世城塞。十一世紀、木造のモット・アンド・ベイリー式城塞が築かれ、十二世紀末に石造城塞として築城された。後にヨーク家の主要城塞の一つとなり、特に薔薇戦争でヨーク派の拠点として活用された。高さ27メートルの特徴的な歯車型の城塔(シェル・キープ)が名高い。 築城 コニスバラはアングロ・サクソン七王国(ヘプターキー)時代...
人物

セント・ジョージのマスター・ジェイムズ

セント・ジョージのマスター・ジェイムズ(” Master James of Saint George ”,1230頃~1309)はサヴォワ地方(現在のフランスとスイスの国境付近)出身、石工の家に生まれ、サヴォワ伯フィリップ1世の下で多くの城を築いたあと、イングランド王エドワード1世に招かれて征服したばかりのウェールズ地方に次々と築城した。イングランド王国によるウェールズ支配の拠点城塞網「アイアンリ...
ヨーロッパの城

ファレーズ城

ファレーズ城(Château de Falaise)はフランス・ノルマンディー地域圏カルヴァドス県ファレーズ市にあるモット・アンド・ベイリー式の城塞。イングランド王ウィリアム1世の生誕地として知られ、「征服王ギヨーム(ウィリアム)の城(Château Guillaume-le-Conquérant)」という別名がある()。 征服王の城 ファレーズ城の史料上の初出は1027年頃、兄のノルマンディー公...
文化・芸術

「ケルズの書」

「ケルズの書(Book of Kells)」は西暦800年前後アイルランドのケルズ修道院で完成した代表的な中世装飾写本の一つ。アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジ図書館(The Library of Trinity College Dublin)収蔵(Trinity College Dublin MS 58)。「リンディスファーン福音書」「ダロウの書」とともに三大写本の一つに数えられる。...
スポンサーリンク