ヨーロッパ史(書籍) 『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス (講談社現代新書)』池上俊一 著 十二世紀から十八世紀にかけて、フランス・ドイツを中心とした西ヨーロッパ一帯で盛んにおこなわれていたのが、動物や昆虫を被告として正規の裁判にかけて裁く「動物裁判」という慣習であった。この中世・近世期ヨーロッパに特異な法慣行はなぜ行われていたの... 2020.01.05 ヨーロッパ史(書籍)
ヨーロッパ史(書籍) 「ヴァロワ朝 フランス王朝史2 (講談社現代新書)」佐藤賢一著 「カペー朝―フランス王朝史1 (講談社現代新書)」に続く作家佐藤賢一氏によるなかなか続編ブルボン朝が出ないフランス王朝史シリーズ第二弾。最近書店で佐藤氏の新刊「テンプル騎士団 (集英社新書)」見かけて笑った。カペー朝→ヴァロワ朝ときてまたカ... 2018.08.13 ヨーロッパ史(書籍)
ヨーロッパ史(書籍) 「カペー朝―フランス王朝史1 (講談社現代新書)」佐藤賢一 著 ゲルマン系諸民族の侵攻の中で崩壊した西ローマ帝国はしばしの混乱の後、フランク王国によって再統一され、カール大帝(シャルルマーニュ)の時代に最盛期を迎えた。しかし、それも長くは続かず、その後の度重なる内紛とヴァイキングの侵攻などを経てまず三分... 2018.06.22 ヨーロッパ史(書籍)
世界史(書籍) 「輪廻転生 <私>をつなぐ生まれ変わりの物語」竹倉 史人 著 死んだら魂は新たな肉体に宿る、という「生まれ変わり」を信じている人は多い。それもただ信じているだけでなく肯定的に、こう死後生まれ変わりたいという願いとして持っているし、さらに今の自分が生前他の人物であったという前世も信じていることが多い。以... 2016.08.05 世界史(書籍)
ユーラシア史(書籍) 「古代オリエントの宗教」青木 健 著 タイトルからだとキリスト教以前の古代オリエントの諸宗教についての解説と思うかもしれないが、そうではなく、古代オリエントの諸宗教が二~三世紀以降のキリスト教の拡大に対して、聖書ストーリーの受容とアナザーストーリー・サブストーリーの展開という切... 2014.01.19 ユーラシア史(書籍)
ユーラシア史(書籍) 「イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)」小杉 泰 著 仏教、キリスト教とともに世界三大宗教の一つに数えられるイスラム教だが、実際は「イスラーム」と教を付けないのが正しい。聖典クルアーンには「まことに神の御許の教えはイスラームである」(小杉P10「イムラーン家章」第一九節)、井筒俊彦訳岩波文庫「... 2012.10.06 ユーラシア史(書籍)
ユーラシア史(書籍) 「オスマン帝国 イスラム世界の『柔らかい専制』」鈴木 董 著 アラブ世界の大部分を支配し、多宗教、多文化、多民族が共存した寛容の帝国にして西欧キリスト教世界に恐れられたオスマン帝国、その全盛期を現出した諸制度・社会構造を「柔らかい専制」として概説したオスマン史の入門の入門として最適な一冊。新書としては... 2012.08.09 ユーラシア史(書籍)
ヨーロッパ史(書籍) 「傭兵の二千年史」菊池 良生 著 傭兵の歴史は古い。紀元前五世紀、「ソクラテスの思い出」「アナバシス」などの著書で知られるソクラテス門下の一人クセノフォンはギリシア人傭兵としてペルシア王やスパルタの下で従軍し、それを迎え撃つアテネもまたクレタ諸島などから傭兵をかき集め、古代... 2012.06.04 ヨーロッパ史(書籍)
ヨーロッパ史(書籍) 「宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史」永田 諒一著 本書は宗教改革の時代のドイツの民衆の様子を社会史の視点から描いた一冊である。 著者の説明を借りると、伝統的な歴史学が『政治史の優位と事件史的な歴史叙述を特色』(P12)として、『社会の「急激に変化する過程」に注目』(P12)してきたの... 2012.05.31 ヨーロッパ史(書籍)
世界史(書籍) 「世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ」辻隆太朗著 本書は、そのタイトル通り、ユダヤ陰謀論、フリーメーソン、イルミナティなどの著名なものから、9.11陰謀論や地震兵器、あるいは「田中上奏文」、オウム真理教、米国の宗教右派など多種多様な陰謀論関連のトピックを網羅しつつ、陰謀論がなぜ人々に受け入... 2012.04.10 世界史(書籍)