日本近現代史(書籍) 「幕末外交と開国」加藤 祐三 著 黒船来航から日米和親条約に至るプロセスを「(1)無能な幕府が(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだ」(P257)と理解する見方が強まったのは明治十年以降だという。明治政府は一連の条約改正を政治課題に掲げて前政... 2015.06.17 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「徳川慶喜 (人物叢書)」家近 良樹 著 江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜の評伝である。近年の幕末史の様々な知見をふんだんに盛り込んで、複雑怪奇、敵味方がくるくると入れ替わる幕末諸勢力の情勢の中に一橋慶喜の行動を位置づけて、彼の事績を描いており、さすが家近氏といったところだ。それほど多... 2015.04.16 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「幕末日本と対外戦争の危機―下関戦争の舞台裏」保谷 徹 著 幕末、諸外国と修好通商条約が結ばれて一気に開国すると、それに反対する人びとによる外国人排斥運動(攘夷)が盛んになった。過激な攘夷運動の盛り上がりは諸外国を警戒させ、やがて米仏艦隊による長州報復攻撃、英国海軍と薩摩との薩英戦争、さらに英国によ... 2015.04.15 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「幕末の朝廷―若き孝明帝と鷹司関白」家近 良樹 著 まぁ絶版なので最初は書評書かなくてもいいかと思ったのだが、やはり本書の幕末史における重要度から言っても紹介しておく方が良いかなと。2007年の本なので、たぶんあと五年か十年かしたら中公文庫なり講談社学術文庫なりから再販されるんじゃないかと思... 2015.04.13 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「江戸幕府崩壊 孝明天皇と『一会桑』」家近 良樹 著 ペリー来航から大政奉還・王政復古・鳥羽伏見に至る江戸幕府解体の過程は長く西南雄藩を中心にしての見方が支配的だったが、1980~90年代以降、幕府朝廷・朝敵諸藩に関する研究が進み、勝者側である薩長中心の王政復古史観に批判が加えられ、より大局的... 2015.04.11 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「犬たちの明治維新 ポチの誕生」仁科 邦男 著 明治維新は日本人と犬との関係をがらりと変えた。共同体の中の犬から飼主と飼犬という個と個の関係へと、近代化のプロセスの中で揺れ動く犬を巡る価値観の変化を、幕府からペリーに送られた犬から西郷隆盛の犬まで様々な犬たちを追いつつ、洋犬の名前としての... 2014.11.25 日本近現代史(書籍)
日本近現代史(書籍) 「ホームズ船長の冒険―開港前後のイギリス商社」横浜開港資料館編 幕末の日本、黒船の来航を機に鎖国から開国へと大きく移りゆく中、多くの外国人が次々と日本を訪れた。中でも最初期に訪れたのが一攫千金を夢見る商人たちだ。そんな多くのヨーロッパ商人たちの中でもパイオニアの一人と目されるのが本書の著者である英国商人... 2014.05.11 日本近現代史(書籍)