人物伝

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日本近世史(書籍)

「遠山金四郎の時代」藤田 覚 著

時代劇でお馴染みの「遠山の金さん」、桜吹雪の刺青を彫った遊び人で悪党どもをバッタバッタとなぎ倒して人情味のある判決を下す庶民派お奉行様というキャラクターが確立しているが、まぁ、言うまでもなくこれらは全て創作である。では実際の「遠山の金さん」...
日本近世史(書籍)

「宮本武蔵 (人物叢書)」大倉 隆二 著

メジャーからマイナーまで歴史上の人物の手堅い評伝シリーズで知られる吉川弘文館人物叢書、2015年2月の新刊が宮本武蔵だったので早速読んでみた。 現在、一般的に知られている宮本武蔵像は江戸時代に作られた真偽不明の武蔵の伝記類をベースにし、歌舞...
世界史(書籍)

「ローマ五賢帝 『輝ける世紀』の虚像と実像 」南川 高志 著

帝政ローマの最盛期を現出したのがネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウス・アントニヌスの五人の皇帝、通称「五賢帝」である、とされる。トラヤヌス帝の時代に最大版図を実現し、政治的にも経済的にも安定して、...
日本近現代史(書籍)

「徳川慶喜 (人物叢書)」家近 良樹 著

江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜の評伝である。近年の幕末史の様々な知見をふんだんに盛り込んで、複雑怪奇、敵味方がくるくると入れ替わる幕末諸勢力の情勢の中に一橋慶喜の行動を位置づけて、彼の事績を描いており、さすが家近氏といったところだ。それほど多...
日本近現代史(書籍)

「幕末の朝廷―若き孝明帝と鷹司関白」家近 良樹 著

まぁ絶版なので最初は書評書かなくてもいいかと思ったのだが、やはり本書の幕末史における重要度から言っても紹介しておく方が良いかなと。2007年の本なので、たぶんあと五年か十年かしたら中公文庫なり講談社学術文庫なりから再販されるんじゃないかと思...
ユーラシア史(書籍)

「永楽帝――華夷秩序の完成」檀上 寛 著

明朝第三代皇帝永楽帝(1360-1424、在位1402-1424)は初代洪武帝、朱元璋の第四子で武勇に優れ燕王に封じられて北方の守りを任されていたが、父の死後、跡を継いだ甥の第二代皇帝建文帝の中央集権化政策に反対し叛乱を起こして皇位を簒奪、...
日本近世史(書籍)

「田沼意次―御不審を蒙ること、身に覚えなし」藤田 覚 著

十八世紀後半、江戸幕府の権力を掌握して様々な政策を断行し、通称田沼時代と呼ばれる一時代を築いた老中田沼意次(1719-1788)の評伝である。意次失脚後から現代まで脈々と続く悪徳政治家のイメージや、近年そのイメージへのカウンターとして登場し...
日本近現代史(書籍)

「ホームズ船長の冒険―開港前後のイギリス商社」横浜開港資料館編

幕末の日本、黒船の来航を機に鎖国から開国へと大きく移りゆく中、多くの外国人が次々と日本を訪れた。中でも最初期に訪れたのが一攫千金を夢見る商人たちだ。そんな多くのヨーロッパ商人たちの中でもパイオニアの一人と目されるのが本書の著者である英国商人...
日本近世史(書籍)

「織田信長 (人物叢書)」池上 裕子 著

吉川弘文館の人物叢書シリーズというと、何冊も読んだという歴史ファンはとても多いのではないだろうか。人物伝のスタンダードとして名高いこのシリーズに満を持して織田信長が登場していたので遅ればせながら読んだ。 彼の事跡や生涯についてはまぁよく知ら...
ユーラシア史(書籍)

「イスラームの『英雄』サラディン 十字軍と戦った男」佐藤次高著

十二世紀後半、十字軍の侵攻を食い止め、かつ寛容で高潔な振る舞いからイスラーム世界だけでなく欧州からも英雄視されるアイユーブ朝の創始者サラディンに関する、イスラーム史の第一人者による伝記。イスラーム世界にとっては西欧を撃退した比類ない英雄とし...
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