日本史(書籍)

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日本近世史(書籍)

『春日局 今日は火宅を遁れぬるかな (ミネルヴァ日本評伝選) 』福田千鶴 著

徳川幕府三代将軍家光の乳母として知られる春日局に関する代表的な評伝である。 春日局こと稲葉福は明智光秀の重臣として本能寺の変を起こして織田信長を討った後刑死した斉藤利三の娘として生まれ、父の死後、母方の稲葉家で養女として育ち、長じて江...
日本近世史(書籍)

『松平信綱(人物叢書)』大野 瑞男 著

徳川家光、家綱時代、老中として幕政を主導した松平信綱についての代表的な評伝。松平信綱は知恵伊豆の異名で知られるように非常に優秀な人物であった。本書の彼の事績の総括が端的にまとまっている。 『信綱は最初は土井利勝・酒井忠勝らに次...
民俗学(書籍)

『鬼と日本人 (角川ソフィア文庫)』小松 和彦 著

「妖怪学」で知られる民俗学者小松和彦が日本社会における「鬼」の存在や「鬼」との関わりについて過去に著した小論をまとめた論集。特に小論「酒呑童子の首――日本中世王権説話にみる『外部』の象徴化」(1997年)が再録されており、同論文を収録してい...
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日本近現代史(書籍)

『幕末単身赴任 下級武士の食日記 増補版 (ちくま文庫)』青木直己 著

幕末、大老井伊直弼が暗殺された直後の万延元年(1860年)。江戸勤務を命じられた紀州和歌山藩士酒井伴四郎が江戸滞在中に記した日記がある。そこには国元に妻娘を残して江戸で単身赴任する下級武士の食生活や遊興、仕事の様子など日常が描かれていた。 ...
日本史(書籍)

「流罪の日本史 (ちくま新書)」渡邊 大門 著

洋の東西を問わず、様々な国や地域で刑罰の一つとして追放刑があった。日本の歴史においても流罪と呼ばれて、保元の乱で敗れ怨霊となった崇徳院、流刑先で一生を終えるかに見えた源頼朝、関ケ原合戦で敗れ八丈島に流され長すぎる後半生を生きた宇喜多秀家・・...
日本中世史(書籍)

「神奈川中世城郭図鑑 (図説 日本の城郭シリーズ 1)」西股総生,松岡進,田嶌貴久美 著

日本史に関する良質な専門書を多数出版している戎光祥出版がおくる「図説 日本の城郭シリーズ」の第一弾。神奈川県民で城歩きを含む史跡巡りが趣味の私としてはとてもありがたい一冊である。 本書が特徴的なのは、ただ中世城郭を紹介するだけではなく...
日本中世史(書籍)

「南朝研究の最前線」呉座勇一 編,日本史史料研究会 監修

鎌倉時代、両統迭立という二つの皇統が交互に天皇に即位するという体制があった。この継承をめぐる対立が先鋭化する過程と、鎌倉幕府による支配体制の矛盾が限界を迎えていく過程とが絡み合いながら鎌倉幕府が崩壊し、二つの皇統がそれぞれ天皇を出して並び立...
日本近世史(書籍)

「関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)」笠谷 和比古 著

「関ヶ原の合戦」をめぐる通説も大きく変わってきている。“関ヶ原の合戦における東軍の勝利により、豊臣家は一大名に転落、徳川家康が覇権を確立し、のちの徳川幕府による一元的な支配体制の礎を築いた画期となった戦い”という理解はすでに退けられた。では...
日本中世史(書籍)

「鎌倉を読み解く―中世都市の内と外」秋山哲雄 著

鎌倉幕府の成立が「イイクニ(1192)つくろう鎌倉幕府」ではなくなったという話は随分と広く知られるようになってきた。しかし、もう一つ鎌倉幕府の成立に関して、大きく見直されていることがあることはあまり知られていないのではないか。それは、「三方...
日本中世史(書籍)

「キリシタン大名 (読みなおす日本史)」岡田 章雄 著

講談社学術文庫やちくま学芸文庫などを始めとして学術書の再刊レーベルは多い。吉川弘文館の「読みなおす日本史」シリーズも評価が定まっていながら入手が困難になった歴史書の名著の再刊を行っている。本書は1977年に刊行された、当時としては新しい翻訳...
日本近現代史(書籍)

「コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき」金水 敏 著

「さあ、のむよろしい。ながいきのくすりある。のむよろしい。」 映画、マンガ、アニメ、小説など創作において中国人のキャラクターが描かれるときに特徴的な言葉遣いがある。実際の中国人が使うことはない<アルヨことば>はどのように誕生してきたの...
日本近世史(書籍)

「春画の色恋 江戸のむつごと『四十八手』の世界」白倉敬彦 著

九月から東京都文京区の永青文庫で開催されている春画展(2015年9月23日~12月23日)が大盛況なのだという。猥褻か芸術かという議論を巻き起こしつつ春画の再評価が進んできて、江戸時代の性文化の多様性を示すものとして一定の地位を確立してきた...
日本近現代史(書籍)

「戦争と読書 水木しげる出征前手記」水木しげる/荒俣宏 著

後の漫画家水木しげるがまだ二〇歳の画家志望の青年武良茂だったころ、徴兵検査を受けた直後の、戦争への召集が現実的な避けようのない課題として突如立ちはだかってきた、昭和十七年十月~十一月にかけて記した手記集である。本書は三章構成で、第一章でその...
日本近世史(書籍)

「遠山金四郎の時代」藤田 覚 著

時代劇でお馴染みの「遠山の金さん」、桜吹雪の刺青を彫った遊び人で悪党どもをバッタバッタとなぎ倒して人情味のある判決を下す庶民派お奉行様というキャラクターが確立しているが、まぁ、言うまでもなくこれらは全て創作である。では実際の「遠山の金さん」...
民俗学(書籍)

「山怪 山人が語る不思議な話」田中 康弘 著

マタギ・狩猟に関する著書が多い著者がマタギ、猟師、山で暮らす人々や山岳関係者から収集した山にまつわるちょっと不思議な話集。 著者が「この本で探し求めたのは、決して怖い話や怪談の類いではない。言い伝えや昔話、そして民話でもない。はっ...
日本中世史(書籍)

「アジアのなかの戦国大名: 西国の群雄と経営戦略」鹿毛 敏夫 著

戦国時代を戦国大名の分立的状況から天下統一へと至る過程として捉える一国史的立場に対して、東アジアの中に日本の戦国時代を位置づける見方も、近年非常によく見られるようになってきている。本書では、天下統一という志向とは一線を画した、大内、大友、松...
日本近世史(書籍)

「天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命」本多 博之 著

十六世紀初頭の石見銀山の発見と開発は日本列島だけでなく東アジア全体に大きな影響を及ぼした。その石見銀山の発見を契機として広がった「シルバーラッシュ」が戦国時代の日本を、そして東アジアをどのように変貌させたか、銀の流通をたどることで全体像を明...
日本近現代史(書籍)

「オカルトの帝国―1970年代の日本を読む」一柳 廣孝 編著

映画、TV、小説、アニメ、マンガ、ゲームなどのサブカルチャーから宗教・思想さらには日常生活の隅々までオカルトは薄く広く拡散している。日本におけるオカルトの広がりのルーツを辿ると1970年代に行き着く。では、現代日本という「オカルトの帝国」の...
日本近現代史(書籍)

「『大日本帝国』崩壊 東アジアの1945年」加藤聖文 著

昭和二十年(1945年)八月十五日正午、玉音放送が流れ大日本帝国臣民は敗戦を知らされた。大日本帝国の崩壊はただ日本の敗北を意味するだけではない。大日本帝国の崩壊によって大日本帝国による植民地支配体制が崩れ、新しい国家、新しい国際秩序が東アジ...
日本近現代史(書籍)

「臨時軍事費特別会計 帝国日本を破滅させた魔性の制度」鈴木 晟 著

太平洋戦争へ至る過程で軍部の台頭を許した大日本帝国の制度的欠陥の一つが「臨時軍事費特別会計」である。 臨時軍事費特別会計は大日本帝国下で戦時に戦費支出目的で定められる特別会計制度で日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦・シベリア出兵、日中...
日本近世史(書籍)

「江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世」井上 泰至 著

江戸幕府は幕府にとって都合の悪い本を発禁本として絶版にし、売買を禁止した。幕府による出版統制と検閲のシステムはいかにして確立され、発禁本とされた出版物にはどのようなものがあり、幕府の規制の中で近世の出版はどのような影響を受け、いかに発展した...
日本近現代史(書籍)

「日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか」小谷 賢 著

太平洋戦争における日本は通信を傍受され、暗号を解読され、偽情報に撹乱され、連合軍の兵力を見誤り、情報分析を疎かにして慢心と理想論とで作戦を立てて失敗を繰り返し・・・と情報戦で完敗したが、本書は戦前日本の情報活動はどのようなものだったのか、ど...
日本近世史(書籍)

「宮本武蔵 (人物叢書)」大倉 隆二 著

メジャーからマイナーまで歴史上の人物の手堅い評伝シリーズで知られる吉川弘文館人物叢書、2015年2月の新刊が宮本武蔵だったので早速読んでみた。 現在、一般的に知られている宮本武蔵像は江戸時代に作られた真偽不明の武蔵の伝記類をベースにし...
日本近世史(書籍)

「江戸の文人サロン―知識人と芸術家たち」揖斐 高 著

十八世紀のヨーロッパ、フランスでは貴族夫人が政治家・知識人・芸術家を招いて自身の邸宅を社交の場と化し、イギリスではコーヒーハウスに知識人・芸術家・文筆家・商人が集まって日々議論を戦わせた。同じ頃の日本でも、江戸大坂京都の三都を始めとした各都...
日本近現代史(書籍)

「幕末外交と開国」加藤 祐三 著

黒船来航から日米和親条約に至るプロセスを「(1)無能な幕府が(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだ」(P257)と理解する見方が強まったのは明治十年以降だという。明治政府は一連の条約改正を政治課題に掲げて前政...
日本近現代史(書籍)

「幻の東京オリンピック 1940年大会 招致から返上まで」橋本 一夫 著

昭和十五年(1940)の国際オリンピック大会は様々な政治的思惑が絡んで東京に決定したが、開催直前になって返上を余儀なくされた。招致活動の開始から返上に至る過程を丁寧に描いた一冊。 1940年オリンピック返上の理由として「日中戦争の...
日本近世史(書籍)

「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著

幕末に日本を訪れた外国人が驚いたことの一つに、日本人がひどく酒癖が悪いというものがある。例えばヘボン式ローマ字で知られるヘボン(日本在住1859~92)は昼間っから酒を飲んで酔いつぶれ、あるいは大暴れしている人びとの多さに驚き、また酔って仕...
日本近現代史(書籍)

「かつお節と日本人」宮内 泰介、藤林 泰 著

お吸い物、麺類のスープの調味料として出汁をとったり、料理に混ぜたり、サラダなどのトッピングにしたりと、現代日本の食生活に欠かせないかつお節だが、この誕生から一般化の過程は、日本、沖縄、そしてインドネシアやミクロネシア連邦に至る広大なかつお節...
日本近現代史(書籍)

「徳川慶喜 (人物叢書)」家近 良樹 著

江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜の評伝である。近年の幕末史の様々な知見をふんだんに盛り込んで、複雑怪奇、敵味方がくるくると入れ替わる幕末諸勢力の情勢の中に一橋慶喜の行動を位置づけて、彼の事績を描いており、さすが家近氏といったところだ。それほど多...
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