歴史書籍

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ヨーロッパ思想史(書籍)

「自由と社会的抑圧」シモーヌ・ヴェイユ 著

フランスの女性思想家シモーヌ・ヴェイユ(1909~43)が1934年、若干25歳で書いた論集。当時輝かしい未来が約束されているかに見えたマルクス主義の限界をずばりと指摘し、返す刀で台頭しつつあったファシズムを鋭く批判して、あるべき自由な社会...
アジア史(書籍)

「ブータン――「幸福な国」の不都合な真実」根本 かおる 著

「国民総幸福量(Gross National Happiness, GNH)」の最大化を国是として、伝統文化を維持しつつ国王のトップダウンによる急速な民主化を推し進め、「幸福の国」として世界から認識される小国「ブータン」だが、実は国内の政治...
ヨーロッパ史(書籍)

「北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大」山内 進 著

十字軍は聖地エルサレム奪還を目指した東方遠征軍だけではない。南フランスの異端カタリ派・ワリドー派に対するアルビジョア十字軍、イベリア半島奪還戦争であるレコンキスタ運動、そして本書で描かれるプロイセン・ロシア・バルト海沿岸地域の異教徒に対する...
ヨーロッパ史(書籍)

「アッシジのフランチェスコ ひとりの人間の生涯」

ローマ教皇ベネディクトゥス16世が退位し、コンクラーベを経て新教皇フランシスコが選出された。その名の由来はフランシスコ会の創設者アッシジの聖フランチェスコで、意外なことに教皇の名に採用されたのは初めてだという。アッシジの聖フランシスコへの注...
日本史(書籍)

「図説 日本建築の歴史 (ふくろうの本/日本の文化)」玉井 哲雄 著

神社・仏閣・城郭・古民家から古墳や遺跡まで様々な名所旧跡を歩いて回るときに、古い建築様式・形式とその歴史の簡単な知識があると無いとでは楽しめ方に天と地の差があるのは言を俟たないと思うが、その日本建築史を大まかに把握する入門として、とても分か...
ヨーロッパ史(書籍)

「<学級>の歴史学」柳 治男 著

学校教育を巡るいじめ、不登校、体罰、学級崩壊などの諸問題についての議論の中で、ごくごく当たり前に自明視されている存在「学級」とはそもそも何であるのか、ということを、主にその成立の歴史を紐解くことで、「学級」が近代イギリスに誕生し、日本で独自...
ヨーロッパ文化史(書籍)

「アイスクリームの歴史物語 (お菓子の図書館)」ローラ・ワイス 著

みんな大好きアイスクリームの一七世紀欧州から現代までの歴史の流れを簡単に押さえた一冊。意外とアイスクリームの歴史は古い、ということを知らなかったので楽しく、興味深く読んだ。 古代から氷は食糧保存に大いに活用されていたが、やがて中国の唐...
日本古代史(書籍)

「殴り合う貴族たち」繁田 信一 著

様々な王朝文学のイメージから平安時代の貴族というと暴力とは縁のない人々のように思われるが、実は、貴族たちの間では殴る蹴るの暴力がごくごく日常的に行われ、いつどこでだれが殴りあいを始めてもおかしくない殺伐とした時代だった、ということを当時の日...
ヨーロッパ思想史(書籍)

「スポーツを考える―身体・資本・ナショナリズム (ちくま新書)」多木 浩二 著

近代スポーツは何故英国で生まれ、これほど拡大し、また変容してきたのか。その近代スポーツ発展の過程をノルベルト・エリアスの「文明化の過程」論やミシェル・フーコーの「従順な身体」の分析を通して、誕生から近代オリンピックとアメリカナイゼーションに...
日本近世史(書籍)

「殉死の構造」山本 博文 著

江戸時代初期、武士たちの間で主君の死に殉じて家臣が切腹して果てる「追腹」とよばれる自殺行為が多く見られるようになった。一般的に殉死は忠義の心から出るものと認識されているが、著者は史料を丁寧に読み解いていくことで「追腹」が忠誠心によるものでは...
民俗学(書籍)

「東京の地霊(ゲニウス・ロキ)」鈴木 博之 著

僕が東京の様々な場所を熱心に歩いて回るようになったのは上京してから二年ほど経った頃だろうか。仕事は激しく忙しくて、かつ会社以外の社会的つながりは全くないという状況で、激務と喧噪からのかりそめの逃避に職場近くの神社や公園を探すようになり、すぐ...
アジア史(書籍)

「イスラームとは何か〜その宗教・社会・文化 (講談社現代新書)」小杉 泰 著

仏教、キリスト教とともに世界三大宗教の一つに数えられるイスラム教だが、実際は「イスラーム」と教を付けないのが正しい。聖典クルアーンには「まことに神の御許の教えはイスラームである」(小杉P10「イムラーン家章」第一九節)、井筒俊彦訳岩波文庫「...
民俗学(書籍)

「境界の発生」赤坂 憲雄 著

共同体があるところ境界が発生する。共同体は内と外を区別することによって成立するからだ。その共同体の周縁には内なる世界と外の世界とをわける中間地帯となる領域が広がる。いくつもの点となる領域が集合することでその境界はやがて線へと変化する。線はか...
日本中世史(書籍)

「贈与の歴史学 儀礼と経済のあいだ」桜井 英治 著

日本社会に贈与の慣行が深く根付き、一気に浸透したのが中世であるという。その日本の贈与はどのようなものだったのか。市場経済の拡大と結びついた贈与経済の姿を、史料を丁寧に読み込むことで明らかにしていく一冊。 マルセル・モースと彼の「贈与論...
日本中世史(書籍)

「武士から王へ―お上の物語」本郷 和人 著

武士が台頭する一二世紀から江戸幕府が成立する一六世紀までの中世約五〇〇年の歴史を武士が王権を確立していく過程を通じて描く力作。とても面白い。 著者によると戦後の日本中世史研究は戦前の『天皇に忠貞であったか否かを絶対の尺度とする信仰にも...
ヨーロッパ史(書籍)

「フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史」ジャン・ボベロ著

フランスを代表するライシテ研究の第一人者による、フランス革命から二〇世紀初頭までのライシテが確立していく歴史を概説した一冊。現在のライシテが直面する変化についても若干の言及が加えられている。 『国教を立てることを禁じ、いっさいの既成宗...
日本近現代史(書籍)

「東京駅はこうして誕生した」林 章 著

その後の東京という都市のあり方を方向付けた東京駅誕生の過程を、鉄道技術の輸入から明治政府によって鉄道敷設が実行に移され、鉄道網が全国に張り巡らされることで東京駅が必然的に建てられることになり、それによって東京という都市が誕生し変貌し成長して...
アメリカ史(書籍)

「多文化主義とは何か」アンドレア・センプリーニ著

フランスの社会学者によるアメリカの多文化主義の歴史と議論の全体像を描いた一冊。 近代以降の多文化主義が生み出されるまでの大きな歴史の流れについては、同書の翻訳者でもある三浦信孝氏の解説に過不足なくまとめられているので、少し長いが引用す...
日本近現代史(書籍)

「八月十五日の神話」佐藤 卓己 著

八月十五日は何故「終戦記念日」なのか。通常終戦は休戦協定の締結を指すため、太平洋戦争の終結は重光葵外相・梅津美治郎参謀総長がミズーリ号上で降伏文書に調印した一九四五年九月二日となり、これは米国の対日戦勝記念日を始めとして国際的な標準である。...
民俗学(書籍)

「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」赤松 啓介 著

著者赤松啓介(一九〇九~二〇〇〇)は一言で言うと反権力の人である。大阪中央郵便局に勤めていたころに大阪の被差別部落に興味をもち、大阪市の実態調査を行ううちに共産党や水平社の運動にのめり込んで特高警察に逮捕され、その後地元の兵庫県に戻り喜田貞...
アジア史(書籍)

「オスマン帝国 イスラム世界の『柔らかい専制』」鈴木 董 著

アラブ世界の大部分を支配し、多宗教、多文化、多民族が共存した寛容の帝国にして西欧キリスト教世界に恐れられたオスマン帝国、その全盛期を現出した諸制度・社会構造を「柔らかい専制」として概説したオスマン史の入門の入門として最適な一冊。新書としては...
ヨーロッパ史(書籍)

「世界史をつくった海賊」竹田 いさみ 著

パイレーツ、バッカニア、ヴァイキング、コルセア、海乞食、倭寇、など様々な呼び名で呼ばれて歴史上に名を知られる様々な海賊たち、特に英国の黎明期に活躍した海賊たちに焦点を当てて政府と海賊とがともに協力して海賊国家を作り上げ、後の大英帝国の繁栄...
ヨーロッパ史(書籍)

「傭兵の二千年史」菊池 良生 著

傭兵の歴史は古い。紀元前五世紀、「ソクラテスの思い出」「アナバシス」などの著書で知られるソクラテス門下の一人クセノフォンはギリシア人傭兵としてペルシア王やスパルタの下で従軍し、それを迎え撃つアテネもまたクレタ諸島などから傭兵をかき集め、古代...
世界史(書籍)

「グローバリゼーション-現代はいかなる時代なのか」正村 俊之 著

二〇世紀後半からあらゆる分野で国境を超えた相互依存が進んでいる。この全地球規模の現象は「グローバリゼーション」と呼ばれるが、その意味するところの曖昧さゆえに様々な使われ方をしてきている。この本では、その「グローバリゼーション」という現象につ...
ヨーロッパ史(書籍)

「宗教改革の真実 カトリックとプロテスタントの社会史」永田 諒一著

本書は宗教改革の時代のドイツの民衆の様子を社会史の視点から描いた一冊である。 著者の説明を借りると、伝統的な歴史学が『政治史の優位と事件史的な歴史叙述を特色』(P12)として、『社会の「急激に変化する過程」に注目』(P12)してきたの...
日本中世史(書籍)

「葬式仏教の誕生-中世の仏教革命」松尾 剛次著

中国や韓国の仏教は日本ほど葬送にかかわることなく、葬儀は儒教や道教、シャーマニズム、あるいは無宗教的な手法で行われるのが常であるという。日本の仏教が葬式仏教として葬送儀礼に深く関与するようになったのはなぜか、本書ではその仏教革命ともいえる...
ヨーロッパ思想史(書籍)

「世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ」辻隆太朗著

本書は、そのタイトル通り、ユダヤ陰謀論、フリーメーソン、イルミナティなどの著名なものから、9.11陰謀論や地震兵器、あるいは「田中上奏文」、オウム真理教、米国の宗教右派など多種多様な陰謀論関連のトピックを網羅しつつ、陰謀論がなぜ人々に受け入...
日本近現代史(書籍)

「復興計画 – 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで」越澤明 著

そのタイトル通り、近現代に日本を襲った地震、津波、洪水、大火、戦災など大小様々な災害から、日本の都市がいかにして復興を遂げてきたかを都市計画の観点から詳述した一冊である。 「復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中...
アメリカ史(書籍)

「見えないアメリカ」渡辺将人 著

よく「日本」について語られる記事を様々なメディアやブログで見かけるが、それらの多くは読んだときに微妙な異和感を感じることが多い。これは自分にも跳ね返ってくることなので、どちらかというと反省なのだが、ごく一部の現象や、事例を敢えて「日本」とい...
民俗学(書籍)

「アイヌ神謡集」知里幸恵編訳

アイヌ文学の中にユーカラ(神謡)と呼ばれる神々の自叙の形式を取る短編の詩曲がある。中でもカムイユーカラは特にアニミズム色が強く、神々と言っても例えばキツネ、フクロウ、カエル、オオカミあるいはウサギなど動物神のかたちを取り、神々が一人称で謡う...
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