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日本中世史(書籍)

「アジアのなかの戦国大名: 西国の群雄と経営戦略」鹿毛 敏夫 著

戦国時代を戦国大名の分立的状況から天下統一へと至る過程として捉える一国史的立場に対して、東アジアの中に日本の戦国時代を位置づける見方も、近年非常によく見られるようになってきている。本書では、天下統一という志向とは一線を画した、大内、大友、松...
日本近世史(書籍)

「天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命」本多 博之 著

十六世紀初頭の石見銀山の発見と開発は日本列島だけでなく東アジア全体に大きな影響を及ぼした。その石見銀山の発見を契機として広がった「シルバーラッシュ」が戦国時代の日本を、そして東アジアをどのように変貌させたか、銀の流通をたどることで全体像を明...
アメリカ史(書籍)

「トップ記事は、月に人類発見!―十九世紀、アメリカ新聞戦争」

一八三三年九月二日深夜、二十三歳の若き印刷工の青年ベンジャミン・デイは自宅兼印刷所の作業所で一生懸命新聞を刷っていた。といっても、全くオリジナルの新聞だ。 様々な新聞からかき集めて面白おかしくリライトした事件記事、嘘の企業広告、でっち...
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世界史(書籍)

「排泄物と文明: フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで」

ウンコの話を恥ずかしげもなく喜んでするのは子供たちで、大人たるものおおっぴらにウンコの話をするものではない・・・というのは様々な社会で概ね常識とされている見方だろう。しかし、ウンコはヒトが生物である限りにおいて、毎日のように直面させられるも...
日本近現代史(書籍)

「オカルトの帝国―1970年代の日本を読む」一柳 廣孝 編著

映画、TV、小説、アニメ、マンガ、ゲームなどのサブカルチャーから宗教・思想さらには日常生活の隅々までオカルトは薄く広く拡散している。日本におけるオカルトの広がりのルーツを辿ると1970年代に行き着く。では、現代日本という「オカルトの帝国」の...
ユーラシア史(書籍)

「セルデンの中国地図 消えた古地図400年の謎を解く」

十七世紀前半の英国を代表する法律家・東洋史家ジョン・セルデンの遺産の一つに、奇妙な中国地図がある。ボドリアン図書館に寄贈されたその地図は、縦160センチ、横96.5センチと規格外の大きさなだけでなく、従来の中国地図であれば陸地を中心に描くと...
日本近現代史(書籍)

「『大日本帝国』崩壊 東アジアの1945年」加藤聖文 著

昭和二十年(1945年)八月十五日正午、玉音放送が流れ大日本帝国臣民は敗戦を知らされた。大日本帝国の崩壊はただ日本の敗北を意味するだけではない。大日本帝国の崩壊によって大日本帝国による植民地支配体制が崩れ、新しい国家、新しい国際秩序が東アジ...
ユーラシア史(書籍)

「項羽と劉邦の時代 秦漢帝国興亡史」藤田勝久 著

紀元前221年、秦帝国は戦国時代を終わらせて中国を統一したが、統一からわずか十五年で滅亡した。なぜこれほど短期間で滅亡したのか、本書では秦と、秦を滅ぼす人材を次々と輩出した楚との社会システムの違いに注目して、項羽と劉邦の時代の変化を描いてい...
ヨーロッパ史(書籍)

「英雄はいかに作られてきたか フランスの歴史から見る」アラン・コルバン著

フランス史上の国民的英雄・偉人たちの多くが十九世紀、国民国家フランスの誕生とともに「つくられた」。偉人が誕生し、称揚され、そして国民的英雄として歴史に刻まれ、忘れ去られていく過程をアナール学派の代表格アラン・コルバンが子供に語る体で描いた英...
日本近現代史(書籍)

「臨時軍事費特別会計 帝国日本を破滅させた魔性の制度」鈴木 晟 著

太平洋戦争へ至る過程で軍部の台頭を許した大日本帝国の制度的欠陥の一つが「臨時軍事費特別会計」である。 臨時軍事費特別会計は大日本帝国下で戦時に戦費支出目的で定められる特別会計制度で日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦・シベリア出兵、日中...
日本近世史(書籍)

「江戸の発禁本 欲望と抑圧の近世」井上 泰至 著

江戸幕府は幕府にとって都合の悪い本を発禁本として絶版にし、売買を禁止した。幕府による出版統制と検閲のシステムはいかにして確立され、発禁本とされた出版物にはどのようなものがあり、幕府の規制の中で近世の出版はどのような影響を受け、いかに発展した...
日本近現代史(書籍)

「日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか」小谷 賢 著

太平洋戦争における日本は通信を傍受され、暗号を解読され、偽情報に撹乱され、連合軍の兵力を見誤り、情報分析を疎かにして慢心と理想論とで作戦を立てて失敗を繰り返し・・・と情報戦で完敗したが、本書は戦前日本の情報活動はどのようなものだったのか、ど...
日本近世史

「明暦の大火(振袖火事)」と復興、江戸の都市改造

明暦三年一月十八日(西暦1657年3月2日)から十九日にかけ三次に渡り連続して発生して江戸の町を焼きつくした大規模火災は明暦の大火と呼ばれて「江戸の三大大火」の一つに数えられている。また、この大火災害からの復興の過程で江戸の町が整備され、後...
日本近世史

由比正雪の乱(慶安の変)と江戸時代前期の牢人問題

徳川家一門松平定政の乱心 慶安四年(1651)四月二十日、三代将軍家光が死に、老中堀田正盛・阿部重次を始め多くの家臣が殉死し、あるいは隠居・出家して一線を退いた。 同七月九日の三河刈谷藩主松平能登守定政・定知親子の出家もその流れかと...
歴史小説

「甲賀忍法帖」山田風太郎 著

鬼才・山田風太郎の忍法帖シリーズ第一作「甲賀忍法帖」を読んだ。山田風太郎作品はこれまで未読で、子供の頃に観た「伊賀忍法帖」「魔界転生」の映画のエロティックでおどろおどろしくも息をつかせぬ超展開の印象が強かったが、あらためて「甲賀忍法帖」を読...
日本近世史(書籍)

「宮本武蔵 (人物叢書)」大倉 隆二 著

メジャーからマイナーまで歴史上の人物の手堅い評伝シリーズで知られる吉川弘文館人物叢書、2015年2月の新刊が宮本武蔵だったので早速読んでみた。 現在、一般的に知られている宮本武蔵像は江戸時代に作られた真偽不明の武蔵の伝記類をベースにし...
日本近世史(書籍)

「江戸の文人サロン―知識人と芸術家たち」揖斐 高 著

十八世紀のヨーロッパ、フランスでは貴族夫人が政治家・知識人・芸術家を招いて自身の邸宅を社交の場と化し、イギリスではコーヒーハウスに知識人・芸術家・文筆家・商人が集まって日々議論を戦わせた。同じ頃の日本でも、江戸大坂京都の三都を始めとした各都...
日本近現代史(書籍)

「幕末外交と開国」加藤 祐三 著

黒船来航から日米和親条約に至るプロセスを「(1)無能な幕府が(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだ」(P257)と理解する見方が強まったのは明治十年以降だという。明治政府は一連の条約改正を政治課題に掲げて前政...
歴史サブカルチャー

「ガールズ&パンツァー」感想

今更ながらニコニコ生放送の一挙配信で「ガールズ&パンツァー」を全話観ました。評判通りすごく面白かったです。 本作の特筆されるオリジナリティは戦車戦という戦争そのものを部活動(選択必修科目の授業という位置づけ)というスポーツとして描いて...
日本近現代史

幕府代表とペリー艦隊の飲みニケーション全5回まとめ

先日の記事「「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著」にいくつか、ペリー艦隊来航時の日本人代表も泥酔していたことを思い出した、といった趣旨のコメントがついていて、そうそうあの酔っぱらいエピソードも面白いんだよね、ということで幕...
日本近現代史(書籍)

「幻の東京オリンピック 1940年大会 招致から返上まで」橋本 一夫 著

昭和十五年(1940)の国際オリンピック大会は様々な政治的思惑が絡んで東京に決定したが、開催直前になって返上を余儀なくされた。招致活動の開始から返上に至る過程を丁寧に描いた一冊。 1940年オリンピック返上の理由として「日中戦争の...
歴史サブカルチャー

「敗走記」水木 しげる 著

1970年に発表され、のちの「総員玉砕せよ」につながる水木しげる戦争漫画の代表作のひとつ。表題の「敗走記」のほか「ダンピール海峡」「レーモン河畔」「KANDERE」「ごきぶり」「幽霊艦長」が収録。数年ぶりに再読して、ふと感想書いていなかった...
日本近世史

江戸の庶民の味「天麩羅(てんぷら)」誕生の歴史

江戸を代表する料理として挙げられるのが「てんぷら」である。「てんぷら」がいつどのように誕生したのか、必ずしも定かではないが、「東京天ぷら料理会 東天会 天ぷらの起源と語源」によれば、「『料理食道記』(1669)の「てんふら 小鳥たたきて鎌倉...
世界史(書籍)

「ローマ五賢帝 『輝ける世紀』の虚像と実像 」南川 高志 著

帝政ローマの最盛期を現出したのがネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウス・アントニヌスの五人の皇帝、通称「五賢帝」である、とされる。トラヤヌス帝の時代に最大版図を実現し、政治的にも経済的にも安定して、...
日本近世史(書籍)

「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著

幕末に日本を訪れた外国人が驚いたことの一つに、日本人がひどく酒癖が悪いというものがある。例えばヘボン式ローマ字で知られるヘボン(日本在住1859~92)は昼間っから酒を飲んで酔いつぶれ、あるいは大暴れしている人びとの多さに驚き、また酔って仕...
ヨーロッパ史(書籍)

「ヴァイキングの経済学―略奪・贈与・交易」熊野 聡 著

ヴァイキングという言葉から連想される一般的なイメージは、欧州沿岸を容赦なく略奪してまわる北方の荒ぶる海賊たちだろう。角の生えた冑(かぶと)をかぶりロングシップ上で戦斧を振り回す赤ら顔の巨漢たち、おそらくは北方の社会からもあぶれた、ならず者の...
ユーラシア史

十九世紀オーストラリアの中国人排斥運動と白豪主義国家の誕生

オーストラリアで1850年代から始まった中国人移民排斥運動は、白豪主義として知られる白人至上主義的潮流を生み出し、1901年のオーストラリア連邦成立以降1970年代まで国家として非白人を排除する人種主義政策を続けることになった。 十九...
日本近現代史(書籍)

「かつお節と日本人」宮内 泰介、藤林 泰 著

お吸い物、麺類のスープの調味料として出汁をとったり、料理に混ぜたり、サラダなどのトッピングにしたりと、現代日本の食生活に欠かせないかつお節だが、この誕生から一般化の過程は、日本、沖縄、そしてインドネシアやミクロネシア連邦に至る広大なかつお節...
世界史(書籍)

「砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)」川北 稔 著

1996年の発売以来売れ続けている世界史入門定番の一冊。砂糖の広がりを通じて様々な地域がつながりあい、ダイナミックに変化していくさまが平易なことばとわかりやすい解説で描かれており、世界史の面白さがこれ以上ないほどに詰まっているので、まぁ、読...
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