代数 | 王名 | 在位期間 | 主な事績 |
---|---|---|---|
1 | キュロス2世(大王) Cyrus II(Cyrus the Great) |
前559-530年 | 建国者。メディアから独立しリュディア、新バビロニアを征服、「バビロン捕囚」を終わらせた。 |
2 | カンビュセス2世 Cambyses II |
前530-522年 | エジプトを征服、ペルシア帝国の版図を確立した。 |
3 | バルディヤ Bardiya |
前522年 | ギリシア名スメルディス、前王死後王位を僭称したが反対派により排除された。 |
4 | ダレイオス1世(大王) Darius I(Darius the Great) |
前522-486年 | オリエント世界を征服、サトラプ制を敷き、新都ペルセポリスを建設。ギリシアへ侵攻しペルシア戦争を開始。 |
5 | クセルクセス1世 Xerxes I |
前486-465年 | 前王のギリシア遠征を継続するがサラミス海戦の敗北など失敗、権威が失墜し暗殺された |
6 | アルタクセルクセス1世 Artaxerxes I |
前465-424年 | アテネとカリアスの和約を締結。 |
7 | クセルクセス2世 Xerxes II |
前424-423年 | アルタクセルクセス1世王の嫡子。前王死後の混乱でソグディアヌスにより暗殺 |
8 | ソグディアヌス Sogdianus |
前424-423年 | アルタクセルクセス1世王の非嫡出子。クセルクセス2世を暗殺して王になるがダレイオス2世派により暗殺 |
9 | ダレイオス2世 Darius II |
前423-404年 | ソグディアヌスを暗殺して王位に就く。ペロポネソス戦争に介入した。 |
10 | アルタクセルクセス2世 Artaxerxes II |
前404-359年 | エジプトの独立を許す。スパルタとアンタルキダスの和約を結ぶ。 |
11 | アルタクセルクセス3世 Artaxerxes III |
前359-338年 | サトラプの反乱を鎮圧、エジプトを再征服。死因に暗殺説あり。 |
12 | アルセス(アルタクセルクセス4世) Arses(Artaxerxes IV) |
前338-336年 | 前王の末子。父を暗殺したともいわれる。治世二年で暗殺された。 |
13 | ダレイオス3世 Darius III |
前336-330年 | アルセスを暗殺して王位に就く。マケドニア王アレクサンドロス3世に敗北、家臣に暗殺され最後の王となった。 |
一覧は日本オリエント学会(2019)『古代オリエント事典 4 付録・索引』岩波書店の「王名一覧」および阿部拓児(2021)『アケメネス朝ペルシア 史上初の世界帝国』(中央公論新社、中公新書)参照。
参考文献
- 阿部拓児(2021)『アケメネス朝ペルシア 史上初の世界帝国』中央公論新社、中公新書
- 日本オリエント学会(2019)『古代オリエント事典 1 総論・付編』岩波書店
- 日本オリエント学会(2019)『古代オリエント事典 2 事典 ア-サ』岩波書店
- 日本オリエント学会(2019)『古代オリエント事典 3 事典 シ-ワ』岩波書店
- 日本オリエント学会(2019)『古代オリエント事典 4 付録・索引』岩波書店
- Wikipedia contributors, ‘Achaemenid dynasty’, Wikipedia, The Free Encyclopedia, 18 January 2022, 11:29 UTC, https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Achaemenid_dynasty&oldid=1066444110 [accessed 25 January 2022]