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人物

アウルス・プラウティウス

アウルス・プラウティウス(Aulus Plautius)は一世紀半ば頃のローマ帝国の軍人・政治家。29年、執政官就任、その後、属州パンノニア総督を経て、西暦43年、クラウディウス帝の命でブリテン島侵攻軍の総司令官となる。ブリテン島南部を征服後、新設された属州ブリタニアの初代総督を務めた。47年、退任後ローマへ帰還、小凱旋式の栄誉を受けた。生没年不詳。 生涯と事績 初期のキャリア 出生は不明だが、初...
人物

ピピン3世(フランク王)

ピピン3世(小ピピン,”Pipin III”, 714年生~768年9月24日没)はカール・マルテルの子。メロヴィング朝の王キルデリク3世を廃し、自らフランク王位に就いてカロリング朝を創始した。754年、イタリアに遠征しランゴバルド王アイストゥルフを破って、ランゴバルド王が占領していたラヴェンナ総督領を奪い教皇へ寄進した(ピピンの寄進)。以後、周辺諸国へ積極的な遠征を行ってフランク王国の版図を広げ...
人物のリスト

歴代ローマ教皇の一覧

最初期のローマ教会は誰か一人の司教に統率される組織ではなく、複数名の「司教」「司祭」による集団指導体制であったと考えられている。ローマ「司教」の最初のリストは160~185年頃に作られ、西暦220年頃、16代目カリクストゥス1世期にペトルス(ペトロ)を最初のローマ司教とみなすようになった。少なくともそれ以前の「教皇」として挙げられている人物については宗教説話にしか登場しない人物も少なからず含まれ、...
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国・王朝・民族

ノーサンブリア王国

ノーサンブリア王国(Kingdom of Northumbria)はハンバー川以北、現在のイングランド北部からスコットランド南部にかけて存在したアングロ・サクソン系王国の一つ。ノーサンブリアとはハンバー川の北の人々を指す古英語に由来し八世紀初め頃から使われ始めた。六世紀後半頃から北部のバーニシア王国と南部のデイラ王国が争い、バーニシア王エセルフリス、デイラ王エドウィン、バーニシア王オスワルドが相次...
国・王朝・民族

ウェセックス王国

ウェセックス王国(Kingdom of Wessex)は六世紀から十世紀にかけてブリテン島に存在したサクソン人の王国。七王国の一つ。六世紀後半、テムズ川上流域で勃興し七世紀始め頃からブリテン島南部・南西部を支配下におさめ強国として台頭、マーシア王国、ノーサンブリア王国を始めとする諸王国と覇を競った。825年、エグバート王時代にマーシア王国を撃破してブリテン島に覇権を確立、アルフレッド大王治世下でデ...
文化・芸術

「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」(ランブール兄弟)

「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」(Les Très Riches Heures du duc de Berry)は十五世紀のフランスで製作された装飾写本。「時禱書」とは聖職者の日々の礼拝儀礼をまとめた「聖務日課書」を簡略化したもののこと。1411年頃から1416年の間の時期にベリー公ジャン1世の依頼でランブール兄弟によって作成が開始され、ベリー公およびランブール兄弟死後の製作中断期を経て1480...
人物

カッシウェッラウヌス

カッシウェッラウヌス(Cassivellaunus、カッシウェラウヌス)は「ガリア戦記」に登場する、カエサルの第二次ブリテン島侵攻(紀元前54年)でブリトン人諸部族を糾合して抵抗戦争を指揮したブリトン人指導者。「ガリア戦記」には彼の部族名は明記されていないが、テムズ川以北を領土としていたとあり()、これが後のクラウディウス帝のブリテン島征服時に名が挙がるカトゥウェッラウニ族の版図に相当することから...
人物

ベーダ

ベーダ(英語:Bede,Beda/古英語:Bæda)は七世紀後半から八世紀前半にかけて活躍したイングランド北部ノーサンブリア王国の修道士、歴史家。673年生-735年5月26日没。「尊者ベーダ」(ラテン語:Beda Venerabilis)とも呼ばれる。同時代のノーサンブリア王国で興った文化・芸術活動の隆盛期「ノーサンブリア・ルネサンス」を代表する知識人で、「アングル人の教会史」を始めとする多数の...
事件・軍事・戦争

アッシュダウンの戦い(871年)

アッシュダウンの戦い(Battle of Ashdown)は、871年1月8日、ウェセックス王エゼルレッドと弟アルフレッドが率いるウェセックス王国軍が、「大軍勢(または大異教徒軍)」の名で知られたヴァイキング連合軍に勝利した戦い。 前段階 八世紀末から始まるヴァイキングの活動は九世紀半ばから本格化した。850年代までは個々の集団がブリテン諸島から大陸沿岸にかけて襲撃や略奪を行っていたが、865年、...
先史・考古学

ペントレ・イヴァン(Pentre Ifan)

「ペントレ・イヴァン(Pentre Ifan)」は英国ウェールズ地方ペンブルックシャー州にある紀元前3500年頃の支石墓(ドルメン)遺跡である。ペントレ・イヴァンはウェールズ語で「イヴァン(ジョン)の村」を意味()し、近郊にある同名の村から名前が取られている。ウェールズ政府歴史遺産管理組織Cadw(カドゥ)の管理下にある。 ドルメン(Dolmen) 新石器時代の紀元前4000年代頃から紀元前300...
宗教・神話・伝承

「神の平和」運動

「神の平和(ラテン語: Pax Dei, 英語:Peace and Truce of God, フランス語:Trêve de Dieu )」運動は10世紀~11世紀にかけてフランスで起きた宗教運動。カール大帝(シャルルマーニュ)死後、後継者争いによる内戦とヴァイキングの侵攻によってフランク王国が分裂・無秩序化した結果、新興領主・城主層が台頭、私闘(フェーデ)が相次いだことから、農民や聖職者など非戦...
年表・時代史

ジャンヌ・ダルク活動年表

1412~1428年   年代 事項 1412年1月6日 ジャンヌ・ダルク誕生 1415年10月25日 アジャンクールの戦い(フランス軍壊滅) 1419年9月10日 ブルゴーニュ公ジャン無怖公暗殺、嫡子フィリップ3世が継承 1420年5月21日 トロワ条約 1422年8月31日 イングランド王ヘンリ5世没、ヘンリ6世即位 1422年10月21日 シャルル6世没、ヘンリ6世フランス王を兼ねる 142...
人物のリスト

アケメネス朝ペルシア帝国の君主の一覧

アケメネス(ハカーマニシュ)朝ペルシア帝国の君主の一覧 代数 王名 在位期間 主な事績 1 キュロス2世(大王) Cyrus II(Cyrus the Great) 前559-530年 建国者。メディアから独立しリュディア、新バビロニアを征服、「バビロン捕囚」を終わらせた。 2 カンビュセス2世 Cambyses II 前530-522年 エジプトを征服、ペルシア帝国の版図を確立した。 3 バルデ...
人物

トマス・モンタギュ(第四代ソールズベリー伯)

第四代ソールズベリー伯トマス・モンタギュ(” Thomas Montagu, 4th Earl of Salisbury ” )は百年戦争後期イングランドの貴族・軍人。1388年6月13日生-1428年11月3日没。「イギリス軍の武将きっての戦さ巧者、熟練者、それに幸運児」()として著名だった。アジャンクールの戦いを始めとする1415年から始まるイングランドによる北フランス征服の立役者となったが、...
ヨーロッパの城

ロチェスター城

ロチェスター城(Rochester Castle)はイングランド・ケント州ロチェスター市に建つ中世城塞。イングランドで最も高い1127年築城の天守塔(キープ)はロチェスター大聖堂とともに同市の象徴として愛されている。2011年の映画「アイアンクラッド(Ironclad)」は1215年に行われたロチェスター城の攻防戦を描いたもの。 古代~中世前期のロチェスター ロチェスター城が建つロチェスター市の歴...
人物

カルティマンドゥア(ブリガンテス女王)

カルティマンドゥア(Cartimandua)は一世紀半ば、ローマ帝国支配下のブリテン島でイングランド北部を領土としたブリガンテス族の女王(在位:43年頃-69年頃)。有力な被護王国の一つとしてローマ帝国の属州支配に忠実で、親ローマ派の代表的存在となった。ローマ軍に抵抗して敗れたカトゥウェッラウニ族の王カラタクスが助けを求めて逃げ延びてくると、彼を捕らえてローマ軍に引き渡した。69年頃、前夫ウェヌテ...
政治・経済

臣従礼

中世ヨーロッパでは封建的主従関係を結ぶ際に「臣従礼(オマージュ” hommage, homage ”)」という儀礼が行われた。 『臣従礼とは中世西欧において封建的な主君と家臣の関係を正式に設定し、このことを可視的に公示する儀礼である。それは主君と家臣の間の封建的契約関係を設定する儀式とも考えられる。』() フランス中部をはじめヨーロッパの大部分で行われたが、イタリアなどには存在せず、南フランスでも...
国・王朝・民族

海の国(古代メソポタミア)

「海の国”sealand”」とは、海の国第1王朝(前1740年頃~前1475年)、海の国第2王朝(前1025年~前1005年)の二度に渡ってバビロニア王朝を樹立したメソポタミア南部を地盤とする独立勢力の総称およびメソポタミア南部一帯のこと。その後も紀元前七世紀頃まで新アッシリア王国のバビロニア支配に対抗した()。八世紀以降、新アッシリア王国の支配体制下ではカルデア人が中核となった。 「海の国第1王...
歴史的文書

「アングロ・サクソン年代記」

「アングロ・サクソン年代記(Anglo-Saxon Chronicle)」はアルフレッド大王治世下の九世紀末、当時、残っていた古い記録や文書、民間の伝承を集め、デーン人の侵攻を中心に同時代の記録を追加されて編纂が始められた年代記形式の歴史書。後に複数の写本が作られて各地の教会や修道院でそれぞれ書き継がれ、これらの写本類をあわせると、西暦0年から1154年までの記録が残されている。複数の写本で構成さ...
人物

ラヌルフ・ド・グランヴィル

ラヌルフ・ド・グランヴィル(” Ranulf de Glanville”,?-1190)はイングランド王ヘンリ2世に仕えた政治家・法律家で、宰相にあたる行政長官(Chief Justiciar)を務めた。法制史上重要なコモン・ロー成立初期の裁判手引書「イングランド王国の法と慣習(Tractatus de legibus et consuetudinibus regni Angliae)」の著者と見...
ヨーロッパの城

ヘディンガム城

ヘディンガム城(Hedingham Castle)はイングランド・エセックス州キャッスルヘディンガム村にあるノルマン式天守塔(キープ)を持つ中世城塞。オックスフォード伯位を世襲した名門ド・ヴィア家の居城として知られた。ヨーロッパ随一のノルマン式アーチを持つ大ホールが有名。 築城 ヘディンガム城を築いたド・ヴィア家は、ノルマン・コンクエスト後、ノルマン貴族オーブリー・ド・ヴィア1世(Aubrey d...
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